RBの今季マシンVCARB01の弱点は”トラフィック”。リカルド「僕とユウキがスタートで順位をキープできれば、違うレースになっていたはず」

AI要約

RBのダニエル・リカルドは、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを13位で終えた。リカルドはRBの現在の課題を乱流時のパフォーマンスに求め、スタートでポジションを守れなかったことが結果に影響したと語った。

リカルドはスタート自体に満足していたが、集団走行時の乱気流に弱い点を指摘。チームとして改善を目指していると述べた。

角田裕毅は10位入賞したものの、スタートでポジションを守れなかったことがチャンスを逃した主因だった。リカルドは、順位維持の重要性を強調し、次戦のモナコGPに向けて意気込んでいる。

RBの今季マシンVCARB01の弱点は”トラフィック”。リカルド「僕とユウキがスタートで順位をキープできれば、違うレースになっていたはず」

 RBのダニエル・リカルドは、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースを13位で終えた。リカルド曰く、RBの現時点での弱点は他車の乱流に巻き込まれた時のパフォーマンスにあり、もしスタートでニコ・ヒュルケンベルク(ハース)に先行されなければ、チームメイトの角田裕毅と共に、もっと違う展開にできたはずだと語った。

 リカルドは今季初めて予選Q3に進出し、9番グリッドから決勝レースに挑んだ。しかしスタートでヒュルケンベルグとセルジオ・ペレス(レッドブル)の先行を許してしまい、11番手に後退。これにより、苦しいレースを強いられることになった。

 ただ、スタート自体は悪くなかったと、リカルドは言う。

「スタートの手順については、何も問題はなかったと思う。すべて正しくやることができたと感じていたんだけど、残念ながらこのスタートの時にポジションを失ってしまったことで、ポイントを逃す結果になった」

 リカルドはどう語る。

「今回のことは、チームとして解決するつもりだ。安定性にかけていて、ポイント圏外に落ちてしまったんだ」

 リカルド曰く、集団の中で走るに時こそ、RBの今季マシンVCARB01の弱点があるという。

「レース中、僕らは隊列の中を走っていた。常に乱れた気流に晒されていたのが、現時点では僕らの弱点だ。引き続き、改善していきたいと思う」

「クリーンエアの中を走る時のペースは大丈夫で、まずまずのタイムを記録できたと思う。でもトラフィックに入ってしまうとすぐ、苦戦してしまうように感じた」

 チームメイトの角田は10位に入ったものの、スタートでポジションを落とさなければ、より上の順位を目指すことができた可能性がある。リカルドは、予選でのポジションをスタートでも維持できれば、もっと違う結果を手にできた可能性があると語った。

「僕らがいる中団は、細部がすべてだ。予選順位を上げるために、僕らは懸命に取り組んでいる。そのため、レースのスタート時にも、その順位を護ことが重要だ」

 そうリカルドは説明する。

「もしユウキと僕がスタートの時にニコ(ヒュルケンベルグ)の前を守れていれば、レース中もずっとそのポジションをキープし、集団の中でもう少しうまくやれたはずだ。レースは違うモノになっていただろう」

「ここでリセットしよう。前にモナコで走ったのは、もう何年も前(昨年は怪我により欠場したため、2022年以来のモナコGPとなる)のことだ。僕は前を向いているし、来週モナコを走るのを楽しみにしている」