スペインリーグ分配金事情 6位Rソシエダードは約133億6000万円、優勝Rマドリードは?

AI要約

スペインリーグが、今季1部のテレビ放映権料として、約15億ユーロを各クラブに分配する予定。

今季は優勝や欧州大会出場が既に決まり、最終節には配当金を争うだけとなっている。

分配金の具体的な金額と、上位クラブへの分配率が明らかにされた。

 スペインリーグが、今季1部のテレビ放映権料として、約15億ユーロ(約2475億円)を各クラブに分配する予定だとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が20日に報じた。

 スペイン1部の23-24年シーズンも残すところあと1試合となったが、今季はすでに優勝チーム、来季の欧州チャンピオンズリーグ、欧州リーグ、欧州カンファレンスリーグへの参加チーム、降格チームがすでに決定している。

 そのため、最終節に何か大きなものをかけて戦うチームは存在せず、唯一争われるのは順位によって金額が変わるスペインリーグからの配当金である。

 スペインリーグが今季分配する予定の約15億ユーロのうち8・5%、約1億2700万ユーロ(約209億5500万円)が、アマチュアサッカーおよびその他のスポーツ分野に支援金として割り当てられることになる。

 そして、残りの約13億7300万ユーロ(約2265億4500万円)は2つの形に分けられて分配される。

 まず約7億5000万ユーロ(約1237億5000万円)は、1部の20クラブに均等に分配される。

 すなわち、各クラブは順位に関係なく、約3750万ユーロ(約61億8750万円)を固定で受け取ることになる。

 残りの約6億2300万ユーロ(約1027億9500万円)に関しては、最終順位に応じてパーセンテージで分配される予定だ。

 すでに最終順位が決定している上位陣に目を向けると、優勝チームは約6億2300万ユーロの17%を受け取れることになっている。

 そのため、レアル・マドリードの今季分配金は、固定分の約3750万ユーロと残りの17%分を合わせ、約1億4300万ユーロ(約235億9500万円)となる。

 続いて、来季の欧州チャンピオンズリーグに参加する2位バルセロナは約1億3000万ユーロ(約214億5000万円、順位に応じた分配金は15%)。

 3位ジローナは1億1800万ユーロ(約194億7000万円、順位に応じた分配金は13%)。

 4位アトレチコ・マドリードは約1億600万ユーロ(約174億9000万円、順位に応じた分配金は11%)。

 来季、欧州リーグに参加する5位ビルバオは約9300万ユーロ(約153億4500万円、順位に応じた分配金は9%)。

 6位レアル・ソシエダードは約8100万ユーロ(約133億6500万円、順位に応じた分配金は7%)。

 そして来季の欧州カンファレンスリーグに出場する7位ベティスは6800万ユーロ(約112億2000万円、順位に応じた分配金は5%)。

 一方、最下位のクラブは約3900万ユーロ(約64億3500万円、順位に応じた分配金は0.25%)を受け取ることになる(※最終節でグラナダかアルメリアに決定)。【高橋智行通信員】