国士舘は5発スタートも反省「全員が自覚を持ってやっていかないと」

AI要約

令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選の1次トーナメントのブロック決勝で、国士舘が城北を5-0で快勝。

国士舘は個の力で先制点を奪い、追加点を重ねて試合をコントロール。

5点を取ったものの、主将は途上感があるとして次戦に向け気を引き締める。

国士舘は5発スタートも反省「全員が自覚を持ってやっていかないと」

 令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選の1次トーナメントのブロック決勝が19日に行われ、国士舘は5-0で城北に快勝した。

 国士舘は前半11分、MF秋山基一(3年)のパスを受けたFW高橋遥久(3年)が個の力でディフェンスを剥がし、キーパーとの1対1をしっかりと沈めて先制した。

 「相手が固めてくるので、サイドに広げて、開いたところに入れて攻撃しようと。あまりうまくはいかなかったんですけど、点が入った時は良いシーンではあったと思う」(島田)

  27分にはMF島田龍(3年)のボール回収から右に展開し、MF込宮空輝(3年)のグラウンダーのパスを10番FW五加裕介(2年)がダイレクトで決めて追加点を奪った。

 まずは1点を返したい城北は39分、FW高橋和希(3年)が身体の強さを見せてボールをキープし、ドリブルシュートを狙ったが、決めきることができない。

     

 後半も国士舘ペースでゲームは進み、7分にパス交換からエリア内に侵入した込宮が打ち抜いて3点目。9分にはその直前に投入されたばかりMF小林斗翔(2年)のカットインからの横パスを島田が右足で丁寧に蹴り込んでリードを広げた。

  

 33分には途中出場のMF笹子航太郎(3年)がダメ押しとなる5点目。城北は35分、コーナーキックからの混戦から決定機を迎えたが、国士舘GK飯竹秀真(3年)が判断よく前に出て好守。後ろもきっちりとクリーンシートで切って抑えた。

 5発快勝発進を切ったが、島田主将は「5点は足りなかった」と反省。「やっぱり初戦っていうのもあって、全員が固かったのと、あと守備から良いリズムが作れなかった。どういう相手でも圧倒しないといけないので、そういうところは本当に全員が自覚を持ってやっていかないといけない」と次週からの戦いに向け、気を引き締めた。

       

(文・写真=石黒登)