学生横綱・草野が5連勝!優勝への意識は「最後の一番になったら」安青錦、風の湖、藤青雲も幕下で全勝

AI要約

草野が幕下最下位格付け出しとの対戦で5連勝し、左下手投げで勝利

幕下で5戦全勝の選手は草野を含む4人で、残り2試合で優勝がかかる状況

草野はまだ優勝への意識を持っておらず、一歩ずつ前進している

 ◇大相撲夏場所9日目(2024年5月20日 東京・両国国技館)

 昨年の学生横綱で幕下最下位格付け出しの草野(22=伊勢ケ浜部屋)が東三段目2枚目の天風(32=押尾川部屋)との全勝対決を制して5連勝と星を伸ばした。

 左四つに組み合って攻め込まれたところで逆転の左下手投げ。「立ち合い、もろ差しで行くか頭でかますか迷ってしまった。見ていく立ち合いで上手が取れなかったけど慌てずいけました」。幕内経験者の天風の圧力に後退したが、冷静に対処して白星を重ねた。

 幕下の5戦全勝は草野と、両経験者の藤青雲(26=藤島部屋)、モンゴル出身の風の湖(21=押尾川部屋)、ウクライナ出身でデビュー4場所目の安青錦(20=安治川部屋)の4人。残り2番の相手は、この中から組まれることが予想される。優勝への意識は「最後の一番になったら…」とまだない様子。デビュー場所での幕下優勝へ、一歩ずつ歩みを進めていく。