【デスク便り】88歳の名調教師に90代の読者…いつまでも競馬を!さあダービーウイーク

AI要約

88歳のウェイン・ルーカス調教師がプリークネスSを制し、驚きと感動を与える

日刊スポーツに寄せられる読者からのはがきの数々に愛着を感じながら楽しむ

競馬の魅力を何代にもわたり楽しむ老若男女の読者たちに感心する

 オークスデーの朝、米国で行われた米3冠競走の2冠目、プリークネスSを制したのは、88歳のウェイン・ルーカス調教師が管理するシーズザグレイでした。

 ダービー週も大きな話題になっていましたが、88歳で、いまだに朝の調教はポニー(誘導馬)にまたがっています。「本当に88歳なの?」「88歳で馬に乗れるの?」。そう思ってしまいます。

 週末、大阪の日刊スポーツの社内で仕事をしていると、「はい。これ、お願いします」とはがきの束を渡されます。

 とんでもない数のはがきが毎週末、日刊スポーツには届きます(写真は、ここ2週間で1人の記者に向けて届いたもの)。紙面で行っているさまざまなプレゼントの企画に対し、応募してくる読者のはがきです。そこには読者1人1人の思いが込められていて、1枚1枚、じっくりと読ませていただいてます(※個人情報なので、扱いは厳重に)。

 いろんな地域から、いろんな年代の方から、男性も女性も、いろんな貴重なご意見が…。「この地名、なんて読むのかなあ」とか、紙面構成や記事の感想などが書かれていて、「なるほどなあ」とか、ぼんやりと思いながら…。前週に行われた競馬の予想の的中自慢が書かれていたり、後悔が書かれていたり。応援する騎手や馬への思いも記されていたり。なかには、記者への叱咤(しった)激励もあって、恥ずかしく、うれしい気持ちになることもあります。

 「日刊スポーツ」というスポーツ新聞を読んでいただいている読者から送られてくるはがきです。年齢層は60代、70代の方が多いのですが、20代、30代の若い競馬ファンの読者もいます。驚くのは80代、そして、90代の読者もいらっしゃること。90歳を過ぎて、競馬を楽しみ、新聞を楽しんでいる、その事実にただただ感心するばかり。自分はその年になるまで、元気に、競馬を楽しんで見ていられるだろうか。そう思います。

 オークスが終わり、さあ、ダービーウイークが始まります。今、明日、月曜付(20日付)の新聞の、競馬面の作成が終わったところです。第1回の日本ダービー(当時のレース名は東京優駿大競走)は1932年に行われ、ワカタカが勝利しました。来週の日曜(26日)は第91回の日本ダービーです。ファンも関係者も、みんながいつまでも競馬を楽しめるように…。そう思って、この1週間、紙面を作成していきたいと思います。【競馬デスク@大阪中之島】