新潟が秋大会2年ぶり8強入り 医師を目指す笹川煌馬が6回1失点でまとめる力投「狙った通り」

AI要約

新潟が4-2で柏崎工に勝利し、2年ぶりの8強入りを果たした。公式戦初先発の笹川煌馬投手が抜群の投球を見せ、将来を医師とする意気込みも語った。

笹川投手は自己最長の6回を4安打1失点で投げ、大きなカーブ球を武器に相手打者を次々と打ち取った。チームの粘り強い守備もあり、1失点に抑えられた。

未来を見据える笹川投手は、医師としての夢を持ち、周囲への感謝と将来への期待を口にした。貢献した投球で、チームを救った姿勢を示した。

新潟が秋大会2年ぶり8強入り 医師を目指す笹川煌馬が6回1失点でまとめる力投「狙った通り」

<秋季高校野球新潟県大会:新潟4-2柏崎工>◇3回戦◇15日◇長岡市悠久山野球場

 新潟が4-2で柏崎工に勝利し、秋は2年ぶりとなる8強入りを決めた。大一番に抜てきされた公式戦初先発の笹川煌馬(こうま)投手(1年)が練習試合を含め、自己最長の6回を4安打1失点でまとめた。最速は124キロながらも、打者の目線を外す大きなカーブを要所で投げ込み、得意の緩急で相手打者を何度も詰まらせた。「どれだけ真っすぐを速く見せられるかを意識している。狙った通り」とうなずいた。

 将来は医師を目指す。「いろんな人に支えてもらったりしてきた人生だったので、今度は自分が助けたい」と未来図を描く。序盤に4点の援護をもらったが、その後は追加点なし。苦しい展開が続いた中、粘りの1失点。「自分が四球を出したり、流れが相手に行きかけたりはあったけど、うまく抑えられてよかった」。未来の“ドクター”左腕がまずはチームを救った。