【高校野球】慶応が辛勝で4回戦進出 酒井一玖二塁手がテニス打ち練習の成果発揮の3ラン

AI要約

慶応が横浜創学館を接戦で破り、4回戦進出を果たした。

酒井選手の3ランホームランや練習の成果が光る場面があり、試合の流れを変えた。

投手陣は四死球が多かったものの、機動力で勝ち越し点を挙げて勝利。秋季関東大会出場へ向け一歩前進した。

【高校野球】慶応が辛勝で4回戦進出 酒井一玖二塁手がテニス打ち練習の成果発揮の3ラン

◆高校野球神奈川県秋季大会 ▽3回戦 慶応4―3横浜創学館(14日・サーティーフォー保土ケ谷球場)

 慶応が接戦を制し4回戦進出を決めた。

 3回に1死から2者連続四球で一、二塁のチャンスを作ると、2番・酒井一玖二塁手(2年)が右越え3ランを放ち先制。高校通算8本目、公式戦2号は「切れるかな」と半信半疑で見つめていたが切れずにスタンドへ飛び込み「高めのボールをテニスラケットのヘッドを立てて打ち返す練習をずっとしていた。その成果かな」と笑みがこぼれた。

 投手陣は継投した3人で計13四死球を与え4度の満塁を招く苦しい展開。だが、同点とされ迎えた8回1死一、三塁から機動力で決勝点を奪った。打者は三邪飛に倒れたが、一塁走者がタッチアップで二塁へスタートを切ると、三塁手が二塁へ送球する間に三塁走者が本塁へ生還した。森林貴彦監督(51)も「複数走者を置いて走塁の練習をすることはあったが正直想定外。選手が救ってくれました」と感謝するとっさの好走塁で勝ちきり、地元神奈川で行われる秋季関東大会(10月26日開幕)出場へ一歩前進した。