【秋場所】尊富士が無傷の7連勝 206キロの剣翔を押し倒す「気持ちで負けないように」

AI要約

大相撲秋場所7日目、新入幕優勝の尊富士が7連勝中で押し倒しを決める。

春場所での怪我から復帰し、今場所も好調な相撲を展開中。

塩まきの過剰使用で審判部に注意を受けるも、控えめに落ち着いた態度を示す。

【秋場所】尊富士が無傷の7連勝 206キロの剣翔を押し倒す「気持ちで負けないように」

〝パワー全開〟だ。大相撲秋場所7日目(14日、東京・両国国技館)、春場所で新入幕優勝の十両尊富士(25=伊勢ヶ浜)が十両剣翔(33=追手風)を押し倒して、初日から無傷の7連勝。取組後は「7連勝? 特に意識はない。いい流れで、自分の相撲が取れたので良かった」と納得の表情を浮かべた。

 3月の春場所では新入幕で優勝。だが右足首を痛めた影響で、5月の夏場所を全休した。名古屋場所は8日目から途中出場して2連勝したが、左胸を痛めて10日目から再び休場していた。

 それでも、今場所は初日から躍動した姿を見せている。この日も身長184センチ、体重143キロの自身に対して、185センチ、206キロとひと回り大きい相手を撃破。「剣翔関は重いけど、いつも(同部屋で189キロの幕内)熱海富士と稽古しているし。自分の体は大きくないので、気持ちで負けないように心の準備をして、一番一番取っている」と力説した。

 前日の6日目は塩を豪快にまきすぎてしまい、取組後に審判部に呼び出されて注意を受けた。この日は控えめに塩をまき、「昨日の今日なので。わざとやっているわけではないので、気をつけます」と苦笑いを浮かべた。