十両尊富士が無傷の7連勝 206キロ剣翔を押し倒し ストレート勝ち越しに王手

AI要約

尊富士が7連勝でストレートの勝ち越しに王手をかける。

前回のけがから復帰し、力強い相撲を見せている。

目標は早期の幕内復帰を果たすこと。

<大相撲秋場所>◇7日目◇14日◇東京・両国国技館

 西十両11枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜)が、ストレートの勝ち越しに王手をかけた。

 日大の先輩、東7枚目の剣翔との一番。立ち合いで鋭く踏み込んだ尊富士は右からおっつけ、206キロの巨体を下から下からの攻めで圧力をかける。剣翔はたまらず腰から崩れ落ちた。決まり手は押し倒し。尊富士は初日から無傷の7連勝を飾った。

 今年春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾った。その場所で痛めた右足首のけがで夏場所を全休。復帰に向けた稽古で左大胸筋を痛めて名古屋場所も初日から休場したが、8日目から出場。2連勝後に再休場した。番付を下げた今場所だが、力差を見せつけている。

 唯一の不安はけがだけ。「15日間は長い。けがをしないように。リラックスしながら気を引き締めていきたい」と話す。支えられるのが館内の大声援。「ありがたい」と感謝する。

 目標は早期の幕内復帰。ただひたすらに白星を重ねていく。