55~65kgの身体にギュウギュウに詰め合わせた筋肉

AI要約

9月8日に静岡県で開催されたJBBF主催のボディビル大会が軽量級選手をフィーチャーし、各階級で激しい競い合いが繰り広げられた。

65kg以下級では木村選手が3連覇を果たし、60kg以下級では石井選手が久々の優勝を決めた。55kg以下級では赤澤選手が8連覇を達成し、強さを見せつけた。

軽量級選手たちは体重との戦いもあるが、赤澤や木村選手のように見事に大きく見せることができ、今後の活躍に期待が高まる。

55~65kgの身体にギュウギュウに詰め合わせた筋肉

9月8日に静岡県で開催されたJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の「日本クラス別ボディビル決戦」は、階級別の日本一決戦。男子は体重別9階級に分かれて審査が行われる中で、今回は65kg以下級、60kg以下級、55kg以下級の“軽量級”をフィーチャーする

65kg以下級では、昨年から今年にかけて世界やアジアの舞台で結果を残してきた下田亮良や、昨年にフィジーク競技からボディビルに転向し、ミスター沖縄(沖縄ボディビル選手権優勝)を獲得した神谷勇斗らが躍動。ただ、日本選手権7位の木村征一郎の壁は厚く、今年も優勝し3連覇を達成した。

60kg以下級は昨年、相澤隼人世代の注目株・岡玲治が初優勝を飾ったが、今年はジャパンオープン選手権に加え、クラシックボディビル、クラシックフィジークなど多くの大会に参戦してきた石井輝男が戴冠。2018年以来、久々の金メダル獲得に、表彰式では感極まった表情を見せた。

55kg以下級では赤澤範昭が前人未踏の8連覇を達成。赤澤と言えば独創性の高いフリーポーズで名を馳せているが、とても55kgという体重に収まっているとは思えないゴリゴリの筋肉を持つ男。2位の川辺仁も高い仕上がりの精度で赤澤に迫った。

筋肉が大きければ大きいほど体重も増加するぶん、オーバーオール戦では軽量級に出場する選手が不利ではあるものの、その中でも、頂点に立ち続ける赤澤や、日本選手権でファイナリスト入りし続ける木村のように、軽くても大きく見せることは十分に可能。軽いけど重い、そんな彼らの今後の活躍に期待したい。