“マイル侍”佐藤拳太郎「競技人生で集大成に」東京世界陸上あと1年

AI要約

東京・国立競技場で開催される陸上世界選手権まで1年を迎え、セレモニーが行われた。

佐藤拳太郎は43秒台を目指し、世界決勝でメダルを獲得する意気込みを語った。

寺田明日香は負傷からの復帰を目指し、世界陸上への再挑戦を誓った。

 東京・国立競技場開催の陸上世界選手権までちょうど1年となった13日、東京ドームシティ・ラクーアガーデンでセレモニーが行われた。男子400メートル日本記録保持者でパリ五輪代表の佐藤拳太郎(富士通)と女子100メートル障害元日本記録保持者の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が出席した。

 現在29歳の佐藤は「私の競技人生の中でも集大成にできれば」と1年後を見据え「43秒台を出せると信じている。世界の決勝の舞台で勝負し、メダルを獲れるように頑張りたい」と決意を口にした。パリ五輪6位入賞の1600メートルリレー“マイル侍”の主将としても「ようやく燃え上がっている火を絶やしてはいけない。私が選ばれるかも走れるかも分からないが、メダルを獲得できるチームにしたい」と意気込んだ。

 負傷の影響でパリ五輪出場のかなわなかった34歳の寺田は「このままふわっと辞めるのも心残りになると思う。いろんな方々に感謝を伝え切れてない。その形をどう表現するかの中で世界陸上を目指すこともある」と言い、世界舞台への思いが再燃し始めた思いを率直に語った。「チャレンジは続けたい。この1年は陸上競技を楽しみながら目標をつくっていきたい」と青写真を描いた。