初の海外メジャー! 黄金世代・吉本ひかるの全英女子オープン挑戦記
吉本ひかるがAIG全英女子オープンに初出場した際の体験を振り返る。
初日に到着が遅れ、翌日に練習を開始。コースの特徴や条件に戸惑いながらも練習を積む。
グリーンやバンカーの難しさを克服し、ローバウンスのウェッジが役立った。
サントリーレディスの上位資格でAIG全英女子オープンに出場した黄金世代の吉本ひかる。自身初の海外メジャーで何を感じたのか? 2024年9月24日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、本人の提供写真を交えその体験をピックアップしているので「みんなのゴルフダイジェスト」でも紹介しよう。
GD 6月のサントリーレディスで3位タイ。その日に全英女子オープン出場を決めたのですか?
吉本 はい。今回はセントアンドリュースですし、自分のレベルがどのくらいか知りたかったので。
GD 出国はいつでしたか?
吉本 土曜着の予定でしたが、台風の影響で現地入りは日曜の昼でした。そのままセントアンドリュースに向かい、その日は回らず、練習だけして宿に入りました。
GD 宿はホテルですか?
吉本 一軒家を借りました。4LDKの大きな家で、コースから車で20分くらいのところです。大会側から車が出るということでしたが、荷物が多かったのでレンタカーにしました。
GD 月曜から練ランですか?
吉本 月曜は18ホール回りました。風はなかったのですが、ホールに立つと「どこに打つの?」って感じです。目印がなく、ターゲットがわからないんです。川口淳キャディと中島敏雅コーチと3人で入念にコースチェックしました。
GD 火曜も18ホール?
吉本 火曜はアウト9ホールを回りました。セントアンドリュースのグリーンは共有グリーンになっていてすごかったです。大きさもかなり巨大で、フェアウェイからグリーンがつながっている感じです。グリーンの横にティーイングエリアがあったりして、日本にはない不思議さを感じました。
名物のポットバンカーもいっぱい練習しました。難しいんですけど、めちゃめちゃ楽しかったです(本人のインスタに動画がアップされている)。
バンカーの砂はとても軟らかいんですが、フェアウェイはすごく硬いんです。ちゃんと芝は生えていますけど、ヘッドが入っていかない硬さでした。練習場も硬くて最初は戸惑いましたが、打っているうちに硬さには慣れました。全英対策で入れたローバウンス(バウンス6度でリーディングエッジを削ったもの)のウェッジが役に立ちました。