【ボートレース】調整にもA1のプライド見せる原田才一郎「記念戦線で戦える選手になる」~下関ルーキーシリーズ

AI要約

原田才一郎(27)は1号艇で速攻し、2勝目を挙げて9位で予選突破。休み明けの成績は上々で、5月の整備規定違反の代償で桐生ヤングダービーも逃していた。

責任感とプライドを持つ原田は過去の敗北を反省し、ペラ調整にこだわりを持って取り組んでいる。ファンへの謝罪も忘れない姿勢を示す。

レース後の試運転を経て万全の状態になった原田は攻撃的な姿勢で準優の出場を目指している。

【ボートレース】調整にもA1のプライド見せる原田才一郎「記念戦線で戦える選手になる」~下関ルーキーシリーズ

◆ルーキーシリーズ第13戦(12日・ボートレース下関・4日目)

原田才一郎(27)=福岡(5日目5、9Rに出走)

 予選ラストに巡ってきた1号艇でコンマ06のSから速攻。今節2勝目を挙げて9位で予選を突破した。約1か月の休み明けと考えれば、上々の成績と言えるだろう。

 休みの理由は5月尼崎の整備規定違反による罰則。「どんなに細かい部分でもしっかりと確認しないといけないのに、自分の注意不足でした」と猛省する。この違反の代償は大きく、桐生ヤングダービーの出場権も喪失した。全国区にアピールする絶好のチャンスを失ってしまったこともあり、「同世代に負けてはいられないんです」とA1レーサーとしてのプライドを強く持つ。

 もうひとつ、「お客さんに申し訳なかった」と反省するのが、7月に優勝戦1号艇で敗れた純地元若松でのルーキーシリーズ。「3周2Mまで全力で前を追ったが…。気持ちが強すぎたのも良くなかったかもしれません」。最も悔しかったのは原田のはず。それでもファンへの謝罪が先に出るのは責任感の表れだ。

 プライドや責任感は調整方法にも表れている。「記念戦線で戦える選手になるには、伸びを付けられないと話にならない。そして僕はこの方法でA1になりましたから」と、こだわりを持ってペラ調整に取り組んでいる。

 5R1走だった4日目のレース後は試運転を繰り返した。切り上げたのが偶然にも準優の出番でもある9Rの直前。「仕上がったと思う。準優が9Rならこれでいいですね」と万全の状態。攻撃的な姿勢を貫き、優出を目指す。