ソフトバンク育成3年目のハモンド、3軍戦で5回無失点7奪三振「打者が嫌なリリースのタイミングが分かった気がする」

AI要約

ソフトバンクの育成3年目、ハモンド投手(20)が交流戦で5回80球を投げて無安打無失点の力投を見せた。

ハモンド投手は苦手な左打者を克服し、右打者に対しても新たなボールの習得に取り組んでおり、成果を出している。

20歳のハモンド投手は控えめだが、自己成長を続けており、今後の自信に繋げていきたいと語った。

ソフトバンク育成3年目のハモンド、3軍戦で5回無失点7奪三振「打者が嫌なリリースのタイミングが分かった気がする」

 ◆交流戦・ソフトバンク3軍1―6四国アイランドリーグplus徳島(11日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの育成3年目、ハモンド投手(20)が先発し、5回80球を投げて無安打無失点の力投を見せた。

 初回、ストライクが入らず先頭打者にストレートの四球。続く打者にも四球を与えたが、三者連続三振で切り抜けた。「試合前のブルペンで調子があまりよくなく、苦しくなると思っていた。でも走者が出てからの方が投げやすかった」。

 2回から4回までは三者凡退。3回に2者連続三振を奪った際に「打者が嫌なリリースのタイミングが分かった気がする」と手応えもつかんだ。

5回に二つの四球を与えたが、後続を切った。「体力不足」と苦笑い。四球は4だったが、三振は七つで、三塁を踏ませなかった。

 小川史3軍監督は「よかったけど、初回の四球は紙一重。あそこで踏ん張れたのは良くなってきているのだろうけど、最初から出さないと」と評価と注文を付けた。

 所属は4軍。奥村政稔4軍投手コーチ補佐の指導の下、二人三脚で着実に力を付けた。

 まずは、苦手だった左打者を克服するため、徹底的に練習した。7月ごろからは右打者に対して、フォークとチェンジアップの落ちる球の習得に力を注いだ。その成果もあり、この日は初回に相手の5番打者をフォークで空振り三振に切った。

 三振の数が光るが「狙っていない。ゾーンに投げるのが、最大の課題なので」と自身の現状を語る。周囲の声もあって、今季から登録名を田中怜利ハモンドをハモンドに変更。「今日のいい感じをキープして、自信につなげていきたい」。控えめな20歳が、愚直に成長を続ける。(浜口妙華)

【#OTTOホークスファーム情報】