【中日】守備のミスも響いて8失点 完敗で優勝の可能性が消滅 立浪和義監督「これだけ負けているわけなので当然」
中日は、守備のミスが続いて敗戦。ヤクルトに2・5ゲーム差に迫られ、リーグVの可能性が消滅した。
投手陣が粘れず、打線もヤクルトの吉村に苦戦。立浪監督の3年目シーズンで13年連続のV逸が決まった。
残り試合をしっかり戦い、大敗をなくすことに集中する立浪監督。厳しい現実を受け止める。
◆JERAセ・リーグ 中日1―8ヤクルト(11日・バンテリンドーム)
中日は、守備のミスが続いて敗戦。最下位・ヤクルトに2・5ゲーム差に迫られ、リーグVの可能性が消滅した。
この日は、先発・小笠原が、5回5安打4失点(自責1)で、両リーグワーストタイの11敗目。初回2死から、サンタナに142キロの高め直球をバックスクリーンに運ばれる13号ソロで先制点を献上。3回と5回には、味方の失策でピンチが続き、いずれも失点を喫した。6回には、2番手・フェリスが3失点。9回には祖父江が、村上に2試合連発となる25号ソロを許すなど、12安打8失点と、投手陣が粘れなかった。
打線も、ヤクルトの先発・吉村を前に4回まで無得点。5回に相手の失策からチャンスを作って、1死一、三塁。3番・川越の投ゴロの間に1点を奪った。しかし、6回以降は無得点で、8安打1得点と苦戦した。
立浪監督の就任3年目となった今季は、4月に8年ぶりの単独首位に躍り出るなど、好調なスタートを切った。だが、勢いは失速。今季128試合目で、13年連続のV逸が決まった。3年契約の3年目シーズンも残り15試合となった立浪監督は「これだけ負けているわけなので、(V消滅は)当然のこと。ただ、残り試合をしっかりやらないといけないし、こういう大敗をなくしていかないといけない。明日からしっかりやっていきます」と、厳しい現実を受け止めた。