9回と7回では「全然違う」 若き侍が経験した“国際ルール”…疲労軽減も別れる賛否

AI要約

侍ジャパンU-18日本代表は台湾で開催されたアジア選手権決勝で6-1で敗れ、優勝に届かず。試合が7イニング制で行われたことで選手たちには様々な意見があった。

一部の選手は7イニングでの難しさを感じ、「9回で野球をしてきたので難しい」と述べたが、他の選手は体力面での負担軽減を好意的に捉えていた。

選手たちは経験として受け入れ、7イニング制が健康面や戦術にどのような影響を与えるか考察していた。

9回と7回では「全然違う」 若き侍が経験した“国際ルール”…疲労軽減も別れる賛否

 侍ジャパンU-18日本代表は8日、台湾で開催された「第13回 BFA U18アジア選手権」の決勝戦で台湾に1-6で敗れ、優勝にあと一歩届かなかった。そんな中、選手たちは普段とは違う7イニング制による試合に様々な意見を抱いていた。

 7イニング制で行われた今大会。U-18の国際大会では珍しいことではないが、日本の高校球児にとっては慣れない制度での試合となった。日本でも酷暑の影響などから7イニング制の導入が議論され始めている中、ひと足早く体験した球児たちはどう感じていたのか。

 様々な意見がある中で、短いが故の難しさを感じた選手もいた。「本当に短いというか、初回から仕掛けていかないといけない難しさはありました。正直短すぎるというか……。9回トータルで考えて野球をしてきたので難しさはありました」。ある選手は「やっぱり嫌ですね。野球は9回がいいです」と素直に本音を漏らした。

“賛成派”もいる。別の選手は「9回の方が流れが変わる機会も増えて、逆転しやすくなると思います。ただ、個人的には、連戦が続くと体力も大変な部分はあるので、7回でもいいかなとは思います」と語る。他にも「(7回は)体は楽ですね。全然違います。その部分はよかったと思います」と明かす選手もおり、体の負担は明らかに軽減されているようだった。

 選手の健康面だけでなく、戦術の変化など様々な影響があった7イニング制。メリットもデメリットも正直に話してくれた選手たちはみな「いい経験になりました」と口をそろえた。