【阪神】試合中のフラッシュで試合中断 〝当事者〟桐敷拓馬は写真・動画の撮影新規定をどう思う

AI要約

プロ野球のペナント争いが終盤に差し掛かり、新たな写真・動画等の撮影および配信・送信規定が発表された。

規定では試合中の選手の写真や動画のSNSへの配信やライブ配信が禁止されるなど厳格な内容となっている。

一部のファンや選手からは理解を示す声もある一方で、SNSでプレーを共有できなくなることに残念がる意見もある。

【阪神】試合中のフラッシュで試合中断 〝当事者〟桐敷拓馬は写真・動画の撮影新規定をどう思う

 プロ野球のペナント争いも終盤となり、セ・リーグは上位4チームが4・5ゲーム差以内と混戦模様。パ・リーグもCS争いをかけたし烈な戦いが繰り広げられ、野球ファンが大いに盛り上がる中、日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団から2日に発表された〝新規定〟にさまざまな声が上がっている。

 来年2月1日から新たな「写真・動画等の撮影および配信・送信規定」が施行され、撮影自体に制限はないものの、インプレーの間に撮影された選手の写真や動画をSNSなどで配信することや、試合中のライブ配信は禁止となる。また、チアリーダーや選手、観客、スタッフなどの体の一部を拡大したり、強調しての撮影も禁止と定められた。

 一部のファンからはモラル違反とも受け取られる撮影などが行われている点や「人格権」「放映権」の面からこの規定について納得する声もある。その一方で、プレー中の選手の写真や動画をSNSなどで共有できなくなることを残念がる意見も上がっている。

 実際にプレーの進行を妨げた例もある。1日に甲子園球場で行われた阪神―巨人戦だ。阪神の桐敷拓馬投手(25)が丸と対戦している際に、使用が禁止されているフラッシュでの撮影が行われ、試合が一時中断。場内アナウンスで理由の説明と注意が喚起される事態も発生していた。

 当の桐敷は当時の状況について「何も気づいてなかったですね。審判の方がアナウンスの方に何か言ってるなと思ったぐらいで。僕はランナーと打者に向き合うのでいっぱいいっぱいだったので、全く気にならなかったです」とプレーに影響はなかったという。

 その上で、新たな規定については「ファンの方はそれを楽しみに来ている人もいると思うので、残念といえば残念なのかなと感じますね」と思いを明かした。

 新規定によって誰もが野球を楽しめるルールとなることを願うばかりだ。