【巨人】阿部監督が首位攻防戦でナインに平常心求める「普段通りやってほしい」

AI要約

巨人・阿部慎之助監督が首位攻防戦に臨み、選手たちに平常心で戦うことを求める

広島との大一番に向けて気持ちの重要性を強調し、若手選手には気合と気負いの違いを指摘

準備を整え、先発ローテを再編。菅野を先発起用し、ミスを最小限に抑えることを強調

【巨人】阿部監督が首位攻防戦でナインに平常心求める「普段通りやってほしい」

 首位攻防戦に臨む巨人・阿部慎之助監督(45)がナインに平常心での戦いを求めた。

 広島との3連戦(10日~、マツダ)に向け9日、空路で広島に移動した阿部監督は「みんな(力を)振り絞ってもらわないとな」と話すと、大一番で最も大事なモノを聞かれ、「もう、気持ちじゃないかな。気持ちだけだと思うよ」と力を込めた。

 1ゲーム差の首位で臨むが今季、マツダでは1勝4敗2分けと相性は悪く、チームが勝ち越したのは2013年が最後という〝鬼門〟で6試合を残している。

 万全の準備は整えた。広島との対戦成績を考慮し先発ローテを再編。菅野、グリフィン、戸郷の「3本柱」で挑む。指揮官は「(菅野に)とにかく、まずはゲームをつくってほしい。もちろん勝ってほしい。(先発)全員に勝ってほしいんだけど」と13勝(2敗)のリーグ最多勝右腕に初戦を託した。

 その一方で「気合」と「気負い」の違いも指摘。2年目・浅野ら若手を起用して成長を促しているが、「思い過ぎて気負っても仕方ない。みんな普段通りやってほしい。オレもそうだけど、みんなも常に冷静な部分を持ちながらやってほしい」とナインに〝かからない〟ことを求めた。

「ミスをした方が負ける。今までいろんなことやってきたけど、それができるかどうか」と前を向いた阿部監督。いよいよ待ったなしだ。