【町田】黒田剛監督、著書刊行「町田に来た証しみたいなものを残したかった」早くも重版決定

AI要約

FC町田ゼルビアの黒田剛監督が著書の刊行記念イベントを行い、リーダーシップや組織マネジメントについて述べた。

彼がJ2優勝に導いた経験を活かし、J1昇格初年度から優勝争いを展開している町田についても触れられている。

Jリーグも終盤に差し掛かり、監督は1つひとつの勝負を重要視し、優勝に向けて全力を尽くす姿勢を強調している。

【町田】黒田剛監督、著書刊行「町田に来た証しみたいなものを残したかった」早くも重版決定

 FC町田ゼルビアの黒田剛監督(54)が9日、東京・町田市内で著書「勝つ、ではなく、負けない。~結果を出せず、悩んでいるリーダーへ~」(幻冬舎刊)の刊行記念イベントを行った。

 長く青森山田高を率いた黒田監督は、昨季就任1年目で町田をJ2優勝に導いた。今季はJ1昇格初年度から優勝争いを繰り広げている。新著には、その長い指導経験から培ったリーダー論や組織マネジメントが記されており、サッカー界だけでなく異業種のヒントにもなる内容が盛り込まれているという。

 J1が残り9節となったタイミングでの出版に「町田に興味、いろいろな注目が集まることも身が引き締まる思いで、そういう覚悟を決めた上での出版だった」と思いを明かした。

 勝負のために細部を徹底する監督らしく、著作にもこだわった。表現やニュアンスの違いを何度も打ち合わせて修正し、完成した。「私がFC町田ゼルビアに来た証しみたいなものを残したかった」。早くも重版が決まるなど注目度の高さをうかがわせている。

 Jリーグも大詰めに入っている。首位サンフレッチェ広島とは同勝ち点で、得失点差でわずかに下回るだけ。J1昇格1年目での優勝という偉業に挑戦できる立場にある。「これからは1つ1つの勝負すごく重要になる。そこに完全に切り替えていきたい」と監督モードで語った。【佐藤成】