【ルヴァン杯】町田4強ならずもリーグ戦へ全集中 40歳中島裕希先制弾「町田らしさ取り返せた」

AI要約

FC町田ゼルビアがYBCルヴァン杯でアルビレックス新潟に2-0で勝利

40歳のFW中島裕希が活躍し先制点を挙げる

チームはリーグ戦の不振から立て直しを図り、勝利を収める

<YBCルヴァン杯:町田2-0新潟>◇準々決勝第2戦◇8日◇Gスタ

 FC町田ゼルビアは、第1戦の0-5大敗が響き敗退したが、アルビレックス新潟戦でリーグ戦につながる勝利を収めた。

 40歳のFW中島裕希は、前線からの激しいプレスでチームに勢いを与え、先制点を挙げた。「疲れました」と笑いつつ「うまくプレスがかかって相手に蹴らせてショートカウンターというのはすごくチャンスは作れていた」と満足げに振り返った。前半41分の得点シーンは見事な反転シュート。「結構練習でやっていて、その感覚があったので、振ってみようかなと」と会心の一撃だった。

 チームはリーグ戦直近6試合で1勝3分け2敗と波の乗れていない。前節浦和レッズ戦で引き分け、長らく守ってきた首位の座をサンフレッチェ広島に明け渡した。直後のルヴァン杯第1戦で大敗し、迎えた第2戦。2試合合計スコアで敗退したものの、中3日で立て直し、勝利で終えたことに手応えを覚えた。

 前線からのハイプレスやセカンドボールの回収を2次攻撃、3次攻撃につなげた。全員が意思統一した高いインテンシティーのサッカーを取り戻した。「この勝利がまた町田らしさを取り返せたと思う。(リーグ戦は)優勝できるチャンスがあると思うので、そこに全集中して、1戦1戦勝っていきたい」。リーグ戦残り9試合、前進し続ける。【佐藤成】