竹田竹田麗央がメジャー初優勝! 年間女王や米ツアー挑戦への想いを語る【ソニー日本女子プロゴルフ選手権】

AI要約

21歳の竹田麗央がソニー日本女子プロゴルフ選手権で完全優勝し、メジャー大会初制覇を果たした。

竹田は大会最少スコアの通算19アンダーで、最終日も冷静なプレーを見せて逃げ切った。

竹田は今後も多くの優勝を目指し、21歳ながらベテランのような貫禄を見せた。

竹田竹田麗央がメジャー初優勝! 年間女王や米ツアー挑戦への想いを語る【ソニー日本女子プロゴルフ選手権】

女子ゴルフの今季国内ツアーメジャー第2戦ソニー日本女子プロゴルフ選手権最終日が8日、沖縄県名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで行われ、3打差単独首位から出た21歳の竹田麗央が5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、大会最少スコアに並ぶ通算19アンダーで逃げ切った。4日間一度も首位を譲らない完全優勝でのメジャー大会初制覇で、前週のゴルフ5レディスから2週連続の今季(通算)6勝目となった。3位から逆転を狙った山下美夢有が6バーディ、ボギーなしの66で回り、通算18アンダーで2位。69でまとめた藤田さいきが通算15アンダーで3位に食い込んだ。

思わず笑みがこぼれた。

最終18番、竹田は3メートルのバーディパットがカップの淵に止まると、ほっとしたように白い歯をのぞかせた。いったんマークをし、5センチほどのウィニングパットをコロンと沈める。

グリーンを取り囲んだ大勢のギャラリーから祝福の拍手を浴びながら、右手でボールを拾い上げ、そのままキャップのひさしをつまんで小さくおじぎをした。

表彰式では思いの丈を口にした。

「初優勝からの目標はメジャー優勝だったので、今週達成することができて、とてもうれしいです。まだ実感はそんなに沸いてこないんですけど、これからもたくさん優勝できるように頑張ります」

21歳にしてベテランのような貫禄さえ漂う最終日のプレーだった。

2位に3打差の単独首位からスタート。昨年の年間女王・山下の猛追を受けながらも冷静さを失うことはなかった。

4番で右手前から5メートルのバーディパットを決めて流れに乗り、5番はアプローチを1メートルに寄せてスコアを伸ばした。折り返しの10番で第2打がバンカーにつかまってこの日初ボギーも、14番で2メートルを入れてバーディ。勝負どころの16番は4メートルのバーディパットを沈めた。17番は3パットのボギーをたたいたが、この時点でまだ山下とは2打差。最後まで危なげない内容で逃げ切った。

「途中途中でボードを見たりして(1組前の山下)美夢有さんが伸ばしているなと思った。でも、それは想定していたので、自分は(通算)20アンダーを目標に、それだけを考えて回っていました」