J2甲府 クラブ初の4強進出ならず 大塚監督「勝ちたいゲームでした」 ルヴァン杯準々決勝

AI要約

甲府は川崎Fに1-1で引き分け、2戦合計2-1で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

試合では孫大河が先制点を挙げるも、遠野大弥のゴールで同点に追いつかれる展開となった。

大塚監督はサポーターへの感謝と共に、選手たちの今後の成長に期待を示した。

 ◇ルヴァン杯準々決勝第2戦 甲府1―1川崎F(2024年9月8日 JITリサイクルインクスタジアム)

 J2甲府は川崎Fに1―1で引き分けたが、2戦合計2―1で敗れ、クラブ史上初のベスト4進出はならなかった。大塚真司監督(48)は「勝ちたいゲームでした。追い込むことはできたが、勝たなければ意味がない」と悔しさをにじませた。

 甲府は前半31分、左CKをDF孫大河(25)が頭で合わせて先制。その後は一進一退の攻防が続いたが、延長突入かと思われた後半終了間際に途中出場のFW遠野大弥(25)に決められた。

 ジャイアントキリングを期待して、スタジアムには1万273人のサポーターが詰めかけた。大塚監督は「サポーターがこれだけ来てくれて、最後勝たないと、勝たないと駄目だと思う」とあらためて敗戦の悔しさを強調した。

 一方で、J1の強豪と互角に渡り合ったことは収穫だったといい「悔しいですけど、この経験は選手にとっても大きかったと思います。大きなタイトルを獲っている川崎Fと互角以上にやれた時間帯もあった。選手たちはこれで終わりにせず、この2試合を生かしていってほしい」と今後の成長に期待を込めた。