愛工大名電が初戦突破 エース礒田桜士朗が2番手で快投、味方の大量援護を呼び込む【高校野球】

AI要約

秋季高校野球愛知県大会が開幕し、愛工大名電が名古屋に6回コールドで勝利。

愛工大名電のエース・礒田桜士朗投手が試合の流れを変え、3イニング無失点の好投を見せた。

倉野光生監督は磯田を投手陣の中心と考え、磯田自身も新たな役割に向け意気込んでいる。

愛工大名電が初戦突破 エース礒田桜士朗が2番手で快投、味方の大量援護を呼び込む【高校野球】

◇7日 秋季高校野球愛知県大会1回戦 愛工大名電11―1名古屋(熱田愛知時計120スタジアム)=6回コールド

 秋季高校野球愛知県大会が開幕。愛工大名電は名古屋に6回コールドで勝ち、初戦突破した。

 愛工大名電のエース・礒田桜士朗投手(2年)が試合の流れを変えた。1回に先発・岩田が先制を許す思わぬ立ち上がりとなったが、打線がすぐに逆転すると、4回から磯田が2番手で登板。名古屋打線を寄せ付けず、3イニング無失点の好投で味方の大量援護を呼び込んだ。「ストライク先行で打たせていけて、リズムをつくることができた」と胸を張った。

 左腕から最速142キロの直球と、カウント球としても決め球としても使えるカーブを投げ分ける。「右バッターの時に変化球の抜けが多いので、浮いた球がないようにしたい」と反省しつつ、「まず初戦を勝ててほっとした」と頰がゆるんだ。

 倉野光生監督は、今大会では調子のいい投手から起用していく方針だが、「一番去年からの経験値も実力もある」と現時点では磯田を投手陣の中心と見なす。

 磯田は「夏は援護点をすごくもらえたが、新チームになってあまり点数が入らなくなった。自分たちがゼロに抑えないといけないという気持ちが出てきた」。今後はロースコアの試合も覚悟の上。名門エースの役割を全うする。