日本ハム、サヨナラ押し出し四球で3連勝!! 貯金14に新庄監督「(優勝確率は)3%ぐらいに上がったんじゃない?」

AI要約

日本ハムが勢いに乗り、新庄監督のもとで3連勝を飾り首位ソフトバンクとのゲーム差を縮める。

投手柳川大晟が九回に登板し、三者凡退に抑える活躍を見せる。

北海道地震発生から6年、両チームが黙禱を捧げた中で、日本ハムが勝利しファンを楽しませた。

日本ハム、サヨナラ押し出し四球で3連勝!! 貯金14に新庄監督「(優勝確率は)3%ぐらいに上がったんじゃない?」

(パ・リーグ、日本ハム3x-2オリックス、21回戦、10勝10敗1分、6日、エスコン)ひょっとしたら、ひょっとするかも!? そう思わせる勢いが今の日本ハムにはある。サヨナラ押し出し四球で3連勝を飾り、就任3年目の新庄剛志(52)政権下で最多となる貯金14。まだ背中は見えないものの、首位ソフトバンクとは8ゲーム差に縮まった。

「(優勝確率は)3%ぐらいに上がったんじゃない? 僕は上しか目指さないので、盛り上がるところまでいきたいね」

上機嫌に振り返った指揮官。勝利を呼び込んだのは柳川大晟投手(21)だった。同点の九回に登板すると、先頭の若月に12球粘られながらも「(四球狙いで)あんまり打つ気がなさそうだったので怖くはなかった」と根負けすることなく二ゴロに仕留め、三者凡退に抑えた。

3年目の今季。5月に育成選手から支配下登録された191センチの長身右腕はシーズン終盤で守護神にまで上り詰めた。ただ、1日の西武戦(ベルーナ)では2点リードの九回に登板し、3四球3失点でチームはサヨナラ負け。それから5日後の〝復肩〟で、プロ初勝利を手にした。

北海道で最大震度7を観測し、44人が犠牲となった胆振東部地震からこの日でちょうど6年。試合前には両軍ナインが黙禱(もくとう)をささげた。新庄監督は「皆さんの生活の一部となるチーム、少しでも笑顔を与えられるチーム、高校野球みたいに感動を与えて一生懸命に楽しんでいるチームに今なってきているので、今日は勝ててよかった」。最後の最後までファンを楽しませる。(東山貴実)