【楽天】早川隆久が球団初の左腕10勝 9回途中1失点「完封できないのはまだまだ」規定投球回到達も
楽天・早川隆久投手が節目の1勝を千葉・Zozo Marineで達成し、球団史上初の左腕としての2桁10勝を達成。
喜びと悔しさを胸に抱えた早川投手は、完封を逃したことを悔やみつつも、チームのために一戦必勝を誓う。
勝率5割復帰でAクラス入りを目指すチームで、早川投手は更なる白星を目指して規定投球回に到達した左腕としての責任を果たす。
◇6日 ロッテ1―2楽天(ZOZOマリン)
節目の1勝はたくさんの思い出が詰まった場所で手にした。楽天・早川隆久投手が球団の左腕としては初めてとなる2桁10勝をマークした。千葉・木更津総合高時代に投げ慣れた球場の風を生かした投球で、8イニング2/3を1失点。お立ち台では喜びをかみしめた。
「しっかり勝てたことがうれしいですし、2桁勝利できたのもうれしいです」。しかし、心中には悔いも。9回2死からソトに適時二塁打を許して降板。9イニングを一人で投げきることはできなかった。「あそこで完封できないというのはまだまだかなと思います」。先発ローテの軸としての思いも胸には渦巻いていた。
それでも、この1勝の輝きは色あせない。チームは勝率5割に復帰し、3位・ロッテとのゲーム差は再び「2・5」。Aクラス入りへ負けられない試合が続くが、「一戦必勝で頑張っていければと思います」。規定投球回にも到達した左腕はさらなる白星の上積みを目指す。