松山英樹は不安抱えのなか4日間完走 オフは日本でお披露目？「見せたいひとがたくさんいる」
松山英樹が最終日に7バーディを記録し、トータル5アンダーで9位タイで終える。
松山は前半は3つ伸ばすも後半でダブルボギーを喫し、安定性を欠いたプレーを反省。
次戦に向けて体の状態を整えながら練習に励み、一時のオフを楽しみながら過ごすことを考えている。
＜ツアー選手権 最終日◇1日◇イースト・レイクGC（ジョージア州）◇7490ヤード・パー71＞
年間王者を争うプレーオフシーズン最終戦が終了した。ポイントランキング3位で乗り込み、首位と3打差の7アンダーからスタートした日本の松山英樹。トータル5アンダー・17位タイで迎えた最終日は、7バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「67」でラウンド。トータル16アンダー・9位タイで終えた。
前半は3つ伸ばしてハーフターン。後半も出だしはバーディを先行させたが、続く11番でダブルボギーを喫した。グリーン右前のバンカーから乗らず手前のラフに行き、そこから1.2メートル奥に寄せるも2パット。「ダボにするような内容じゃなかった」と悔いが残る。「もっともっと安定してね、プレーしないといけないと思いますし、それに向けてやることはたくさんある」と課題につながるホールとなった。
前戦は腰痛の影響で棄権。今週は不安を抱えながらのスタートとなった。そのなかでは「まあよく頑張ったなと思いますけどね」と4日間回り切れたことには安堵を見せる。しかし「やっぱり上位で戦いたいというのは正直なところ」と出るからには上を目指す気持ちもあり心残りも。「体の面を含めて去年よりは確実に良くはなっていますけど、まだ不安定な状態が続いているので。これが安定してくれれば練習もできると思います。もう少しこん詰めて練習したい」と次戦に向けて、体の状態を整えながら練習に励んでいく。
今大会を終え、9月26日から始まる「プレジデンツカップ」（カナダ、ロイヤル・モントリオールGC）まで一時オフとなる。報道陣から「1番やりたいっていうのは何かありますか？」と聞かれると、「練習もしたいですけどね。まだ日本にメダル取ってから入ってないので、そこで見せたいひとがたくさんいるので、それも含めて最初の2週間ぐらいはゆっくり」と「パリ五輪」で獲得した銅メダルのお披露目を考えている。約1カ月弱のオフは松山の心も体もリラックスできることを願うばかりだ。
