【SGピットレポート】激闘を制した馬場貴也がメモリアル連覇!/ボートレース丸亀・メモリアル

AI要約

ボートレース丸亀のSG「第70回ボートレースメモリアル」は馬場貴也の5回目のSG優勝で幕を閉じた。総売り上げは目標を大きく上回る196億円に達し、気象条件や注目選手の活躍などで盛り上がりを見せた。

初日のドリーム戦や準優の白熱したレース、優勝戦メンバーの豪華さなどが注目された。特に地元代表の片岡雅裕や石野貴之の活躍、ファンの熱い声援などが盛り上がりを演出した。

場内でも大いに盛り上がり、レースの魅力が伝わる熱いシリーズとなった。また、今後も同様の熱戦が期待されるなか、来年のオールスター開催も楽しみにされている。

【SGピットレポート】激闘を制した馬場貴也がメモリアル連覇!/ボートレース丸亀・メモリアル

ボートレース丸亀のSG「第70回ボートレースメモリアル」は1日、馬場貴也の通算5回目となるSG優勝で幕を閉じた。節間の総売り上げは目標の180億円を大きく超える196億円と大盛況。かつての4大競走の1つであった伝統の一戦がここまで盛り上がった要因を、改めて総括してみよう。

今節ほど気象条件が気になったシリーズはなかったのではないか。台風10号の接近に伴い、選手間でも「中止」が話題に上ることは多かったが、安定板装着が2日間だけで何とか無事に終えることができた。序盤の荒れ水面の中でも、初日ドリーム戦の峰竜太と茅原悠紀の激闘は今後も語り草になるであろう名レースだった。峰はワースト評価のエンジンを立て直して力走。かたや茅原は好素性機を駆り、4カドから峰に真っ向勝負を挑んだ走りは実に見応えがあった。

準優も白熱。9Rでは3号艇の森高一真がインを取り切ったり、同レースで馬場が6コースから勝ち上がるなど、話題に事欠かなかった。

優勝戦メンバーは全員が2回以上SGを制しており、6人で計33冠!これだけ豪華メンバーが揃えば、ファンの関心が高まるのは当然だろう。地元の代表という重責を果たして優出までこぎつけた片岡雅裕の走りや、魅力タップリの舟足に仕上げた石野貴之の動向も、今節の盛況に一役買った。優勝戦1号艇で惜しくも2着に敗れた平本真之にとっては悔しい結果となったが、池田浩二とともに昨年のグランプリファイナリストとしての意地を見せてくれた。

また、今節は連日のように場内も大盛り上がりだった。特に峰と西山貴浩の勝利者インタビューを熱望するファンや、水面際で森高や片岡に熱いエールを送る地元の若者の姿が目立った。「レースを本場で生で見てみたい」と思わせるレースが続き、今年のSGの中でも一番盛り上がったシリーズではないだろうか。当地では来年5月にオールスターが開催される。今節と同様の熱戦を期待したい。

「まさかびっくりしました。昨日(準優)の6号艇が全てですね。あれで勝負できる位置までこれた。優勝戦はストレートを意識して調整して、出足もそれなりにしっかりして、節間通して一番バランスよく仕上げられました。これで石野貴之さんにまくられたら仕方ないと思っていきました。

(1Mのまくり差しは)無理じゃねと思って入ったけど、差さったので100点でしょう。(賞金ランキングトップについては)今日だけ喜んで、また明日から気持ちを切り替えていきます」。