【飛び込み】パリ五輪銀の玉井陸斗、524・50点で自身5度目の日本一「ロスでは金メダルを」

AI要約

17歳の飛び込み選手、玉井陸斗が5度目の日本一に輝く

玉井陸斗は安定した演技で圧勝し、次の世界選手権やオリンピックに向けて良いスタートを切る

台風の影響で予選なしの決勝一発勝負となり、玉井陸斗は圧倒的な演技で優勝を果たす

<飛び込み:日本選手権>◇最終日◇1日◇滋賀・インフロニア草津アクアティクスセンター◇男子高飛び込み

 パリ五輪で日本飛び込み界初メダルとなる銀メダルを獲得した玉井陸斗(17=JSS宝塚)が、524・50点で自身5度目の日本一に輝いた。

 2位に99・70点もの差をつける圧勝V。「100パーセントの演技ではなかったけど、安定した演技ができていた。次の世界選手権だったりオリンピックに向けていいスタートが切れたのかなと思う」とうなずいた。

 今大会は、台風の影響により予選なしの決勝一発勝負に変更された。20人で争う異例の決勝となったが、4本目の6245D(逆立ち後ろ宙返り2回2回半ひねり)で審判の1人が10点満点をつける99・00点の好演技を見せるなどして独走。現在テーマに掲げる「ミスしない」演技で6本をそろえ、圧倒した。

 五輪終了直後から「次は金メダル」と宣言してきた玉井。28年ロサンゼルス五輪へ「今よりもいい成績、いい得点を重ねられるように、さらに完成度を上げてロスでは金メダルを獲得したい」と力強い。「コンディションは100パーセントではない」中でインターハイ、日本選手権と続けて優勝した17歳は、まずは来年の世界選手権(シンガポール)を照準に、自分を更新していく。【竹本穂乃加】