これぞドジャース『1800億円』MVPトリオの底力…大谷翔平が号砲、ダイヤモンドバックスをねじ伏せた3連発 地区優勝のマジックは「21」に

AI要約

大谷が先頭打者本塁打を含む活躍で、ドジャースがダイヤモンドバックスを8-6で破る。

ベッツ、フリーマンとの3者連続ホームランが話題を呼び、ドジャースの勝利が決定的となる。

大谷の存在感や高給取り選手の価値が際立ち、ワールドシリーズへの挑戦を強調。

これぞドジャース『1800億円』MVPトリオの底力…大谷翔平が号砲、ダイヤモンドバックスをねじ伏せた3連発  地区優勝のマジックは「21」に

 ◇31日(日本時間9月1日) ダイヤモンドバックス6―8ドジャース

 1回、集中力を研ぎ澄ました「背番号17」に隙はなかった。相手投手ケリーの厳しい球を見極め、ファウルでしのぎながら、甘い球を待った。フルカウントからの8球目。真ん中付近のスライダーを見逃さない。打球は中堅フェンスを超える44号先頭打者弾。場内が騒然とする中、気持ちよくダイヤモンドを1周した。

 今季5度目、通算11度目の先頭打者本塁打。大谷が相手の出はなをくじくと、ドジャース打線は一気に襲いかかった。ベッツが2球目を14号ソロ、フリーマンが初球を19号ソロと、わずか4球で3得点。球団によれば、プレーボール直後の1~3番の3者連続弾は史上初めて。敵地で歴史的なMVPトリオの3連発。ロバーツ監督は「いい選手がそろっているからな」と語った。

 3人で総額約1800億円という超高給取りの底力。8月に快進撃を見せていたダイヤモンドバックスも、力でねじ伏せた。監督は「彼らは活躍をして、大金を稼ぐ。スター選手には理由があるし、その選手たちがわれわれを引っ張っていく。それが彼らの仕事だよ」。ドジャースが大枚をたたいて獲得した3人の活躍にご満悦だった。

 大谷、ベッツ、フリーマン。ベッツの左手の骨折で約2カ月離脱し、フリーマンも家族の病気や右手中指の亀裂骨折で欠場が続くなど、後半戦はなかなか豪華トリオがそろわなかったが、勝負の4連戦で存在感を見せつけた。

 チームは2試合連続で壮絶な試合を制して、ダイヤモンドバックスと6ゲーム差に。地区優勝のマジックは「21」に減った。52本塁打、51盗塁ペースで、前人未到の「50-50」を視界に捉える大谷だが、見つめるのは勝利のみ。「ワールドシリーズに勝つことが目標。数字はあとからついてくる」。プロスポーツ界一の高給取りの価値をさらに、見せつける。