ワーナー・ディアンズが7日アメリカ戦へ抱負「ラインアウトもスピードで勝負します」【ラグビー日本代表】

AI要約

日本代表が米国戦に向け宮崎市で合宿を再開。リーダーのワーナー・ディアンズがチームの調子や反省点について語る。

ディアンズはラインアウトの改善に取り組み、米国戦での戦術について語る。

米国はカナダ戦に勝利し、7日の試合での勝ち抜けを懸けて戦う。ディアンズはフィジカルでの対応が重要だと語る。

ワーナー・ディアンズが7日アメリカ戦へ抱負「ラインアウトもスピードで勝負します」【ラグビー日本代表】

 ラグビーのアサヒスーパードライ・パシフィックネーションズ杯国内初戦となる米国戦(7日・熊谷ラグビー場)に向け宮崎市で合宿を再開した日本代表が1日、オンラインで取材に対応した。

 ロックのワーナー・ディアンズ(BL東京)は今季ここまでのテストマッチ4試合すべてに先発し、3試合にフル出場。FW最年少の22歳ながらリーダーの一人だ。55―28で今季テストマッチ初勝利をあげたカナダ戦については「最初の30分は自分たちの目指す超速アタックができたけれど、疲れてくるとミスや反則が出てしまい、相手にチャンスを与えてしまった」と反省したが、自身がリードするラインアウトでは改善の手応えをつかんだという。

 「(夏の国内シリーズ最終戦の)イタリア戦ではいろいろなオプションを使おうとして混乱してしまったので、カナダ戦では細かい動きを減らして、シンプルにリフトとジャンプのスピードで取ることを心がけました。米国も大きい選手が多いけど、ラインアウトもスピードで勝負します」

 その一方で、速さだけでは試合で優位性を作れないことも学んでいる。

 「ずっとスピードを上げているだけだと疲れてしまう。ラインアウトへの移動に時間を使って、並んだところからスピードを上げたり、逆に並ぶところから速く仕掛けたり、ゲームの中でコントロールしたい」

 米国は、この日行われたカナダ戦に28―15で勝利。7日の試合にはB組1位通過がかかる。

 ディアンズは「米国はトップアスリートがそろっていて、FWがフィジカルにコンタクトエリアで勝負してくる。こちらもフィジカルで相手を超えていくマインドセットで試合に入ることが大事」と抱負を話した。