指揮官一問一答 ヤクルト・高津監督、マツダスタジアムで今季8戦8敗「もうちょっと、コメントがないね。毎回同じことなんで」
広島がリーグ最下位のヤクルトをわずか1安打で零封し、4連敗となった試合で18-0で勝利。高橋投手の投球に疑問の声も上がり、打線も精彩を欠いた。
高津監督は投手のミスや打線の不調を指摘する一方、若手にチャンスがあることを強調し、チーム全体の努力不足を反省する姿勢を見せた。
この日の敗戦でヤクルトは今季のマツダスタジアム戦全敗となったが、打線の復活やチームの改善が急務となっている。
(セ・リーグ、広島7-0ヤクルト、17回戦、広島12勝5敗、31日、マツダ)リーグ最下位のヤクルトはわずか1安打で零封負けし、4連敗。借金は今季ワーストの18に膨らんだ。昨季も1勝11敗1分けと大きく負け越し、〝鬼門〟とするマツダスタジアムで今季8戦8敗となった。高津臣吾監督(55)の主な一問一答は以下の通り。
――先発の高橋は七回途中6失点(自責点4)。粘ってはいたが
「ほとんど長打なんでね。いい球もありましたけど、勝てるピッチングではなかったですね」
――緩急を使った投球で、前回、前々回のいい流れも持ち込んでいた
「でも、ちょっと横から見ていて、この1球は駄目だなとかっていうのはありましたよ。小園の初球(四回先頭=二塁打)は、ちょっと僕は考えられないですね。見逃すと思って投げたのか、あれで打ち取れると思って投げたのか。バッター小園で、いろんな条件がそろって、そこは絶対にスイングを仕掛けてくるっていうところで。143㌔ですからね。僕はちょっと理解できないですね」
――勝つためには、細かいところを詰めていかないといけない
「そうですね。勝てるピッチャーが向こうは投げていたわけなので、参考にはしてほしいなと思いますけどね」
――打線は1安打
「一回の表の1人目のヒット以外は出ていないわけなので…。(あとは)フォアボール3つで、27人は打ち取られているわけなので、何もできなかったですね。向こうからしたら、前回やられた反省をして、いろいろ対策を練って。こちらももちろんやっているのはやっているんですけども、同じような打ち取られ方をしたかなと。少しバットが出なかったかなと思いますね」
――鬼門のマツダスタジアムで今季は8戦8敗
「もうちょっと、コメントがないね。毎回同じことなんで」
――打線は元気ない状態が続いている
「もう全然、元気ないね。せっかくね、若い人はチャンスなんだけどね、まだまだなところもあるし。やっぱり点を取る努力、もちろんしてないとは言わないけど、皆で防ぐ努力っていうところをもう一回、見つめ直さないと。その基本的なところを見つめ直さないといけないのかなと思いますね」