零封負けは阻止も…ソフトバンク小久保監督も「完敗です」 CSでの対戦もありそうなロッテ佐々木朗希とは今季2勝2敗

AI要約

ソフトバンクは、ロッテの佐々木朗希に敗れ、2連敗を喫した。打線が3安打に封じられ、有原航平も5失点で苦しんだ。

山川穂高がホームランで零封負けを免れたものの、佐々木との対戦成績は2勝2敗となり、対策を練る必要がある。

日本ハムの勝利により、優勝へのマジックナンバーはずっと19のままとなった。小久保監督は、山川のホームランにより気持ちを切り替えた。

零封負けは阻止も…ソフトバンク小久保監督も「完敗です」 CSでの対戦もありそうなロッテ佐々木朗希とは今季2勝2敗

 ◆ロッテ6―2ソフトバンク(30日、ZOZOマリン)

 敵地のZOZOマリンスタジアムで、ソフトバンク打線がロッテ先発の佐々木朗希に屈した。7回限りで降板した剛腕に対して散発の3安打。チャンスもあった中、ホームが遠く2連敗を喫した。小久保裕紀監督も「きょうは(コメントが)一番短いから」と苦笑いしつつ「完敗です」と振り返った。

 先発有原航平も序盤に崩れて5失点。苦しいビハインド展開の中で、佐々木を打ちあぐねた。2回は先頭の山川穂高が中前打を放つも後続が断たれた。四回は1死から栗原陵矢が出塁も、山川が併殺に倒れ逸機。七回は2死から近藤健介が四球で歩き、続く正木智也が左翼線二塁打で二、三塁としたが、甲斐拓也が三飛に仕留められた。

 今季の佐々木との対戦はこれで2勝2敗のタイとなった。クライマックスシリーズ(CS)でも対戦する可能性もある右腕に対し、嫌なイメージは避けたいところだ。9回に29号2ランを3番手の東妻勇輔から放ち、零封負けを阻止した山川は「(佐々木は)スライダーやフォークボールの精度がいつも以上に良かったかな。とはいえ、対策しないといけない」と先を見据えた。

 2位の日本ハムが西武に勝利し、優勝へのマジックナンバーは「19」のまま足踏みとなった。小久保監督は「山川が最後に打って、零封負けだけは免れたと。そんな試合です」と、気持ちを切り替えるように球場を後にした。(山田孝人)

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