2日連続の降雨順延で大会を54ホールに短縮 116人全員が第2Rを完了できず/フジサンケイクラシック

AI要約

フジサンケイクラシック第2日の競技が2日連続の降雨により影響を受け、116人全員が第2Rを完了できなかったため、大会は54ホールに短縮されることとなった。

台風10号の影響で雨が続いた富士桜CCでは、大会関係者がコースの復旧に尽力し、競技に支障をきたしたコースコンディションを整備するために奮闘した。

第2Rも雨による中断があり、第2Rを再スタートした選手たちが不公平な状況でプレーを続けることを避けるため、競技がサスペンデッドとなり、翌日再開されることとなった。

2日連続の降雨順延で大会を54ホールに短縮 116人全員が第2Rを完了できず/フジサンケイクラシック

フジサンケイクラシック第2日(30日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)前日サスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われたが、2日連続の降雨によるコースコンディション不良のため、116人全員が第2Rを完了できなかった。大会は54ホールに短縮される。

台風10号の影響で雨が降り続いた山梨・富士河口湖町の富士桜CCでは、大会関係者らが開催に全力を尽くした。当初第1ラウンド(R)の再開は午前6時45分の予定だったが、コース復旧のため9時58分スタートに変更になった。約3時間、バンカーにたまった雨水をホースで吸い上げる作業や、バケツやスコップ、レーキを使って整備するなど必死の対応に追われた。

第2Rも順次ティーオフしたが、11時48分に降雨によって競技が一時中断。本来、再開時は全選手がスタートしなければならないが、第1Rを残していた2組だけが、雨の中で午後1時20分過ぎから再びプレー。全組が第1Rを終えた同43分に、第2Rのサスペンデッドが決定した。

戸張捷ゼネラルプロデューサーは「第2Rを再スタートした選手たちが、コースを全部修復できていない中でプレーするのはアンフェア。きょうのラウンドは、この段階でストップした」と説明した。31日の第2Rは午前7時スタート予定。競技は36ホールで成立。大会は予備日がなく、54ホールでの決着を目指す。(阿部慎)