大谷との対決に注目! 本塁打数3位オリオールズのサンタンダーは悪球打ち 今季ボール球を10本柵越え

AI要約

オリオールズのアンソニー・サンタンダーはスイッチヒッターで、ホームランを38本打っているものの打率は低く、悪球をよく打つ選手である。

サンタンダーはボール球に手を出す確率が高いが、コンタクト率はリーグ平均よりも高く、空振り率は低い。左右で成績に大きな差はない。

一方、大谷翔平はボール球を振る確率はリーグ平均以下であり、本塁打は主に真ん中や甘い球から打っている。

大谷との対決に注目! 本塁打数3位オリオールズのサンタンダーは悪球打ち 今季ボール球を10本柵越え

 オリオールズのアンソニー・サンタンダー(29)はスイッチヒッターで、ここまでアーロン・ジャッジ、大谷翔平に次ぐ38本塁打をかっ飛ばしている。一方で打率は・235と低く、出塁率も・302。悪球打ちの打者だからだ。今季のホームランのうち10本はゾーン外の球、つまりボール球である。

 元々、サンタンダーのボール球を振る確率はリーグ平均の28・5%を大きく上回る33・7%。それでもバットには当てていて、ボール球のコンタクト率は73・9%で、リーグ平均の57・8%よりもはるかに高い。空振り率は19・4%でリーグ平均の22・2%より下である。

 悪球に手を出すとなると空振りも多いかと思いきや、そうではない。スイッチヒッターでボールが見えやすいからだろう。ちなみに今季の左打ち、右打ちの成績はほとんど一緒。左打ちは打率・239、出塁率・301、長打率・524。右打ちは打率・222、出塁率・307、長打率・504である。

 ちなみに、しばしばボール球に手を出している印象の大谷だが、今季は必ずしもそうではない。大谷のボール球を振る確率はリーグ平均以下の26・8%だ。ボール球のコンタクト率は55・5%で、今季ボール球を本塁打にしたのは2本だけだ(23年は7本)。41本中15本がど真ん中と甘い球をきっちり仕留めている。27日から29日はドジャース対オリオールズ戦、大谷とサンタンダーのパワー対決が楽しみだ。