史上初50ー50目指す大谷翔平 二刀流解禁の来季に米メディアは〝今永・誠也超え〟を期待

AI要約

大谷翔平投手が8試合ぶりの安打なしで試合を終えるも、左手首付近に死球を受け、チームは3-1で勝利。

米メディアが新たな記録を提示し、カブスの今永昇太投手と鈴木誠也外野手がMLB史上初の快挙を達成。

大谷の二刀流活躍に期待が寄せられる中、今後の活躍が注目される。

史上初50ー50目指す大谷翔平 二刀流解禁の来季に米メディアは〝今永・誠也超え〟を期待

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は25日(日本時間26日)、本拠地でのレイズ戦に「1番・DH」で出場し、3打数無安打で8試合ぶりに安打がなかった。チームは3―1で勝った。

 同点で迎えた8回の第4打席で左手首付近に死球を受けて、本拠地は騒然。ロバーツ監督は試合後に「検査を受けたが、異常は見つからなかった」と大事には至らなかったことを明かした。

 MLB史上初の「50本塁打&50盗塁」を目指しているだけに、こういうアクシデントは何より心配だ。そんな中、米メディアから大谷に新たな記録を提示された。「クラッチポインツ」はこの日「カブスがMLBの歴史を作り、大谷翔平を笑顔にする」と題し、カブスの今永昇太投手(30)と鈴木誠也外野手(30)が24日(同25日)のマーリンズ戦で成し遂げた快挙を取り上げた。

 この試合で今永は10勝目を挙げ、鈴木は2打席連続本塁打を含む3本の長打を放った。日本選手が同一試合で3本以上の長打を放ち、さらにもう一人が勝利投手となったのはMLB史上初。同メディアは「鈴木誠也と今永昇太は大谷翔平が二刀流の先発で成し遂げたことのないことを達成した」と前置きし「大谷はMLBで多くの歴史をつくり、2024年はMVP級のキャンペーンを送っているが、同じ試合で3本の長打を記録し、投手として勝利を記録したことはない。彼の腕前を考えるとそれはやや驚くべきことであり、彼がドジャースの一員としてこの偉業を成し遂げることができるのか、注目が集まってくる」とした。

 前人未到の「50―50」と比べれば、地味に映る〝今永・誠也超え〟だが、カブスが誇る投打の主力が〝合作〟でつくった記録を大谷が一人で塗り替えたならこれはこれで痛快だ。

 大谷の投手解禁は来季からだが、二刀流でどんな活躍を見せてくれるのか。今回の〝要求〟は、大谷の二刀流を誰もが待ち望んでいる証しでもある。