大谷翔平 史上初50―50へ初めてWで年間50ペースに 40―40クラブのカンセコ氏も「おめでとう」

AI要約

大谷翔平投手が40本塁打&40盗塁を達成し、史上最速126試合目での快挙を遂げた。

大谷は9回2死満塁でサヨナラ満塁弾を放ち、日米通じて初めての快挙を達成した。

大谷は両方50本塁打、50盗塁ペースに乗せ、前人未踏の50―50到達が注目されている。

大谷翔平 史上初50―50へ初めてWで年間50ペースに 40―40クラブのカンセコ氏も「おめでとう」

 ◇インターリーグ ドジャース7―3レイズ(2024年8月23日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠でのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で遊撃への内野安打を放ち、連続試合安打を6に伸ばした。その後、二盗を成功させ、今季40盗塁に到達した。日本選手の40盗塁到達はイチロー(マリナーズなど)に次いで2人目となった。第5打席で4試合ぶりの一発とする今季40号サヨナラ弾を放ち、メジャー史上6人目、史上最速126試合目での40本塁打&40盗塁を達成した。

 大谷が漫画以上のストーリーを描いた。3―3で迎えた9回2死満塁。大谷が左腕ポシェのスライダーを右中間へ打ち上げ、劇的なサヨナラ満塁弾。ファンは大熱狂に包まれた。サヨナラ弾は日米通じて初めてとなった。

 大谷はこれでいずれも年間50本塁打、50盗塁ペースに乗せた。両方50台ペースに乗せるのがこの日が初めて。45本塁打&45盗塁でも史上初となるが、前人未踏の50―50到達なるかにも注目が集まる。50本塁打以上の最多盗塁は1955年のウィリー・メイズ(51本塁打)、2007年のアレックス・ロドリゲス(54本塁打)の24盗塁となっている。

 大谷の40―40クラブ入りに際し、アスレチックス時代の1988年に151試合目で40―40を達成した、メジャー通算462本塁打、200盗塁を誇るホセ・カンセコ氏は、自身のXで「大谷翔平、40―40クラブ入り、おめでとう」と祝福した。

 大谷は21日のマリナーズ戦で39個目の盗塁に成功。大台到達にダブル王手をかけた。この日が大谷の出場126試合目で、2006年アルフォンソ・ソリアーノ(当時ナショナルズ)の147試合目を大幅に更新する史上最速での記録達成となった。