「あれで2点に抑えられるのは成長」ソフトバンク小久保監督が認めたスチュワートの粘り 3カ月ぶり黒星にも投球内容を評価

AI要約

ソフトバンクは好調を維持していたが、日本ハムに6-1で敗れる。先発スチュワートがリズムを崩され、失点を重ねる。

スチュワートは3回1死一、三塁でスクイズを許し、さらに4回にはアクシデントも発生。試合前まで6連勝だった右腕が3敗目を喫すも、粘りを見せる。

打線も北山の好投に苦しんで1点に終わる。優勝へのマジックナンバーは変わらず、再加速を目指す。

「あれで2点に抑えられるのは成長」ソフトバンク小久保監督が認めたスチュワートの粘り 3カ月ぶり黒星にも投球内容を評価

◆日本ハム6―1ソフトバンク(24日、エスコンフィールド北海道)

 好調を維持していたソフトバンクの先発スチュワートが、日本ハム打線の小技にリズムを崩された。3回1死一、三塁だ。浅間大基にスクイズを決められ先制点を献上。2回まで無安打と抜群の立ち上がりを見せていた中、相手の泥くさい攻撃にやられた。

 さらに4回には、清宮幸太郎の打球が左のふくらはぎに直撃するアクシデントも発生した。治療を受けて続投も1死一、三塁から万波中正に右犠飛を許した。「チームに良い流れを持ってくることができなくて悔しい」。わずか2点とはいえ、試合前半での失点を悔やんだ。

 それでも試合前まで6連勝を記録していた右腕だけに、このままでは終わらない。制球にも苦しむなど本調子ではなかったが、6回4安打2失点。約3カ月ぶりの黒星となる3敗目こそ喫したが「粘りながら投げることはできた」と振り返った。

 小久保裕紀監督も「調子は全然よくなかったけど、あれで2点に抑えられるのは成長かな」と右腕を評価した。本調子ではない中でも、これで登板8試合連続2失点以下。成長著しい右腕の粘りは、ポストシーズンを見据えても心強い。

 23日の初戦で5点差をはね返した打線は、8回無失点と好投した相手先発の北山亘基に苦戦し、9回に飛び出した栗原陵矢の2試合連続の14号ソロによる1得点にとどまった。優勝へのマジックナンバーは「21」のままだが、十分なアドバンテージは健在。再加速へ仕切り直す。(山田孝人)

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