【楽天】田中将大が中10日で登板 右肘手術から1軍復帰に向け4~5イニングで75球が目安
楽天の田中将大投手が右肘手術から1軍復帰を目指して調整を重ねている。今回のマウンド登板には4から5イニング、75球の目安が設定されている。
田中は昨年10月に手術を受け、実戦復帰まで慎重に取り組んでいる。日米通算200勝の大台到達まで残り3勝としている。
手術からの経過はキャッチボールから始まり、ブルペン入り、実戦登板まで段階的に進んでいる。
<イースタン・リーグ:ヤクルト-楽天>◇23日◇戸田
右肘手術から1軍復帰を目指す楽天の田中将大投手(35)が、中10日でマウンドに上がる。
イニング数と球数については19日、青山投手コーチが「4から5イニング、75球目安。体の調子も前回登板で大丈夫というところなんで、その枠内でしっかりと投げるというところ」と話している。
田中は昨年10月に右肘関節鏡視下クリーニング術を受けた。実戦復帰まで4カ月が見込まれ、開幕ローテ入りを目指してきたが、患部の状態と向き合いながら慎重に登板を重ねている。また、日米通算200勝の大台まであと3勝としている。
【田中の右肘手術からの経過】
◆23年10月下旬:右肘関節鏡視下クリーニング術を受ける。キャッチボール再開まで1カ月、試合復帰まで4カ月を要する見込みとされる。
◆24年1月下旬:60~70メートルのキャッチボール、傾斜を使った立ち投げができるまでに回復。
◆1月31日:キャンプイン前日に沖縄・金武の自主練習で、立った捕手を相手に26球。
◆2月10日:キャンプ6度目のブルペン入りで、術後初めて捕手を座らせて10球。
◆2月18日:座った捕手に変化球を交えて今キャンプ最多の69球。
◆2月24日:中日とのオープン戦(北谷)で145日ぶりの実戦登板。最速141キロで1回2安打1奪三振無失点。
◆3月24日:オープン戦3試合、イースタン・リーグ1試合(3月20日)登板も、永井投手コーチが開幕2軍を明言。
◆4月11日:4月中旬のイースタン・リーグ登板を見込んでいたが、永井投手コーチが「コンディションを最優先にする。2軍投手コーチ、トレーナーを含めての判断」と実戦登板プランの白紙を説明。
◆8月7日:2軍練習試合の富士大戦(森林どり泉)で140日ぶりの実戦登板。1回を22球、最速は146キロで2安打2失点(自責0)。
◆8月13日:イースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で2回1/3を44球、最速は142キロで1安打2奪三振無失点。