木下裕太が距離計測器を使用して失格

AI要約

ツアー2勝の木下裕太が距離計測器の使用違反で失格となった。

国内男子ツアーで類似の失格は3人目で、今年初めての事例。

距離計測器の使用はローカルルールにより制限されており、今季はほとんどの競技で禁止されている。

木下裕太が距離計測器を使用して失格

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 2日目(23日)◇芥屋GC(福岡)◇7274yd(パー72)◇

ツアー2勝の木下裕太が距離計測器を使用したため、ジャパンゴルフツアーローカルルール競技の条件14の規則4.3(※)違反で失格となった。国内男子ツアーで同規則違反での失格は3人目で、今年は初めて。

木下はこの日午前8時から第2ラウンドをスタートしたが、前半2番のプレー中に同伴競技者による指摘で違反に気付き、自ら競技員を呼んで確認した。「74」でプレーした初日も使用していたため、第1ラウンドでの失格となった。

木下は初日スタート前に「関係者らしき人に使用の可否を確認し、『使用して問題ない』という回答を得た」ことで勘違いしてしまったという。

距離測定器は、R&A(ロイヤル・アンド・エンシェントゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース)とUSGA(全米ゴルフ協会)によるルール改正で2019年から使用が認められた(ローカルルールによる使用制限は認める)。ただし、国内男子ツアーは「ローカルルール及び競技の条件」を設けることで、使用を原則禁じており、今季はセルフプレー可の「For The Players By The Players」と「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」のみ使用を認めている。

※【ジャパンゴルフツアーローカルルール競技の条件14.距離計測器】(抜粋)

規則4.3a(1)を次のように修正する。

ラウンド中、プレーヤーは電子的な距離計測器を使用して距離情報を得てはならない。

注1:委員会承認の競技は除く(例えば、セルフプレーを認めている競技)。

注2:距離以外に高低差の情報は得てはならない。