ボルシアMG板倉滉が追撃弾演出も後半ATにPK献上…王者レヴァークーゼンが開幕白星でブンデス35戦無敗継続

AI要約

ブンデスリーガ開幕戦でのボルシアMG対レヴァークーゼンの試合を振り返る。ジャカのスーパーゴールでレヴァークーゼンが先制し、後にヴィルツが追加点。ボルシアMGはクラインディーンストが2度アシストに絡む活躍を見せる。ボルシアMGが途中追いつく展開も、結局はレヴァークーゼンが3-2で勝利し、無敗記録を35試合に伸ばす。

板倉滉とクラインディーンストの日本人選手ふたりが活躍し、それぞれにアシストや得点を挙げる様子も見られた。レヴァークーゼンが終盤のPKで勝利し、無敗記録を更新する展開に。

ボルシアMGとレヴァークーゼンの白熱した一戦は2-0からボルシアMGが追いつく展開となり、PKでの逆転劇が起きた。両チームの攻防が見どころとなる一戦だった。

ボルシアMG板倉滉が追撃弾演出も後半ATにPK献上…王者レヴァークーゼンが開幕白星でブンデス35戦無敗継続

 ブンデスリーガ開幕戦が23日に行われ、ボルシアMGとレヴァークーゼンが対戦した。

 ホームのボルシアMGは、日本代表DF板倉滉、新加入FWティム・クラインディーンストらが先発出場。一方、昨季リーグ史上初の無敗優勝を果たしたレヴァークーゼンは、スーパーカップでベンチスタートとなったDFヨナタン・ターやMFアレハンドロ・グリマルドらがスタメンに名を連ねた。

 試合は立ち上がりからレヴァークーゼンがボールを支配して攻撃を仕掛けると、12分に試合が動く。右サイドでボールを奪ったMFジェレミー・フリンポンがフリーでクロスを入れると、相手に当たってペナルティエリア手前にこぼれる。これに反応したMFグラニト・ジャカがダイレクトで左足を振り抜くと、矢のようなミドルシュートはゴールネットに突き刺さった。ジャカのスーパーゴールが今季のオープニングゴールとなり、レヴァークーゼンが先制に成功する。

 リードしたレヴァークーゼンは、23分にDFエドモン・タプソバが強烈なミドルシュートを放つが、クロスバーに直撃。一方、ボルシアMGも37分にクラインディーンストが振り向きざまに際どいシュートを放つが、相手DFのブロックで枠を捉えることができなかった。

 すると38分、試合が再び動く。フリンポンが右サイドからドリブルで相手を押し下げ、深い位置からクロスを入れると、グリマルドのシュートは相手にブロックされたが、こぼれ球をヴィルツがゴールへ押し込んで、追加点を奪った。レヴァークーゼンがリードを広げる。

 2点のビハインドを追いかける展開となったボルシアMGは、失点直後に敵陣でセットプレーを獲得。MFロッコ・ライツのシュートのこぼれ球をクラインディーンストが押し込んでゴールネットを揺らした。しかし、ゴール前の混戦でクラインディーンストのファウルが取られ、得点は認められず。前半はこのまま2-0で折り返した。

 後半に入ると、レヴァークーゼンが強度を上げてチャンスを作ったが、ボルシアMGも反撃に出る。60分、敵陣でフリーキックを獲得すると、ファーサイドへのクロスを板倉が打点の高いヘディングで折り返す。ニコ・エルヴェディのヘディングシュートは、一度GKルーカス・フラデツキーの好セーブに阻まれたが、再びエルヴェディが押し込み、ゴールネットを揺らした。ボルシアMGが1点差に迫る。

 その後、ボルシアMGはなかなかチャンスを作れなかったが、85分に決定機をものにする。右サイドからDFジョゼフ・スカリーがマイナスのパスを送ると、MFケヴィン・シュテーガーがゴール前へラストパス。クラインディーンストは相手に寄せられながらも、これをダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。ボルシアMGが土壇場で同点に追いつく。

 このまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、ペナルティエリア内でドリブルを仕掛けたアミン・アドリを板倉が遅れて倒してしまい、PKを献上。これをヴィルツが蹴ると、一度はGKオムリンがセーブするも、跳ね返ったボールをヴィルツに押し込まれた。

 これが決勝点となり、レヴァークーゼンがボルシアMGに3-2で勝利。昨季から続くブンデスリーガの無敗記録を35試合に伸ばした。