開幕直前のブンデスリーガ 識者の予想は昨季無敗王者レヴァークーゼンの連覇

AI要約

ブンデスリーガ新シーズンが開幕。優勝争いは混戦模様で、レヴァークーゼンやバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントが注目される。

ヴァンサン・コンパニ監督率いるバイエルンは新戦力を加え、ボルシア・ドルトムントは補強を実施。優勝争いに加わる可能性が高い。

解説者のディトマール・ハマン氏は、レヴァークーゼンが再び優勝すると予想。ただし、無敗優勝は難しいと見ている。

開幕直前のブンデスリーガ 識者の予想は昨季無敗王者レヴァークーゼンの連覇

欧州各国のプロリーグが相次いで開幕する中、ブンデスリーガも23日(現地時間)に行われるボルシアMG対レヴァークーゼン戦から新シーズンがスタートする。今季のブンデスリーガの優勝争いは、近年稀に見る混戦模様となることが予想されている。

昨季無敗でブンデスリーガと国内カップ戦のDFBポカールを制したレヴァークーゼンは、指揮官のシャビ・アロンソ監督をはじめ主力選手の大半が残留し、18日のDFBスーパーカップもシュツットガルトをPK戦の末に下して優勝。その実力は昨季と同等かそれ以上と見ていいだろう。

一方、昨季は3位でシーズンを終えたバイエルン・ミュンヘンは、プレシーズン中に伊藤洋輝、ジョアン・パリーニャ、マイケル・オリーセら新戦力を相次いで獲得。38歳の新指揮官ヴァンサン・コンパニ監督の手腕は未知数だが、選手層は確実に厚くなっている。

さらに、セール・ギラシ、ヴァルデマール・アントン、パスカル・グロスなど大型補強を実施したボルシア・ドルトムント、伊藤ら主力選手の大量流出があったにも関わらずDFBスーパーカップではレヴァークーゼンと互角の勝負を展開して健在ぶりを示したシュツットガルトあたりも優勝争いに絡んでくる可能性は十分にある。

こうした中、現役時代にバイエルンやリヴァプールで活躍し、現在は解説者を務めているディトマール・ハマン氏はドイツ紙『Sport Bild』の取材に応じ、今季のブンデスリーガの優勝チームについて以下のように予想している。

「レヴァークーゼンがまた優勝するだろう。彼らはどんな相手でも倒せるチームだ。ただし、私は彼らがまた無敗で優勝するとは思っていない。彼らのアドバンテージは、チームの主軸が残ったことだ。バイエルンはしっかりと補強を行ったが、軸の部分はまだ脆い。それに対してシャビ・アロンソは落ち着いて仕事を続けることができている」

バイエルン以外のブンデスリーガ連覇は、直近では2010-11、2011-12シーズンにドルトムントがユルゲン・クロップ氏の指揮のもと香川真司らを擁して達成したのが最後となっているが、果たしてレヴァークーゼンはそれ以来のリーグ連覇を達成することができるのだろうか。