哲学と真逆? チェルシー戦でハーランドが成功させたパスはたったの「3本」 ペップのチーム史上最低の数字を記録

AI要約

マンチェスター・シティはプレミアリーグ開幕節でチェルシーと対戦し、2-0で勝利を収めた。18分に先制点を奪ったハーランドが注目を集めるも、パス数が少ないことが話題となった。

ハーランドはシティで得点を量産し、3年連続のゴールデンブーツ獲得も期待されるが、指導者ペップのポゼッションサッカーとは異なるプレースタイルを持っているようだ。

ハーランドは試合後にパス回しにもっと関わりたいと述べたが、彼の本質はゴールを狙うこと。チームが彼のプレースタイルに適応することで、さらなる強さを手に入れる可能性もある。

哲学と真逆? チェルシー戦でハーランドが成功させたパスはたったの「3本」 ペップのチーム史上最低の数字を記録

マンチェスター・シティはプレミアリーグ開幕節でチェルシーと対戦。2-0と勝利を収めた。

この試合で18分に先制点を奪ったのはアーリング・ハーランドだ。まぎれもないシティ最大の得点源であり、3年連続のゴールデンブーツ獲得にも大きな期待がかかっている。シティにやってきてからの得点数は、リーグ戦67試合で64得点に達した。

しかし英『Daily Mail』は、興味深い数字に注目している。この試合でハーランドが成功させたパス数はわずか「3本」。これはペップ・グアルディオラが指揮をとった選手たちのこれまでの記録のなかで、90分間で最低の数字を更新したという。

データサイト『Whoscored.com』によると、ハーランドがこの試合でパスを試みたのは8回。そのうち5本をミスし、パス成功率は38%となっている。

ペップのチームといえばポゼッションサッカーの代名詞であり、パスで試合を支配するのがペップのサッカーだとされている。そんなチームにおいて、やはりこのノルウェー人ストライカーの存在は異質といえるようで、ペップの哲学とは真逆と言っていい。しかし間違いなく得点を獲ってくれる存在であり、チームのキーマンの一人だというのは面白い。

ハーランドは試合後、『sky sports』に「もっと関わりたい。それがペップの望みだ」「もっとアシストを獲得して、もっと良い選手になりたい」と語っている。しかし彼の本質はあくまでもゴールゲッターだ。もしハーランドがパス回しにも参加できるようになれば、シティはもっと強くなれるのだろうか。必ずしもそうではないと思えるのが、サッカーの面白いところだ。