聖地はやっぱり“弾かれる” 吉本ひかるはメジャー対策を施し「楽しみ」

AI要約

吉本ひかるが初めての海外メジャーへの意気込みを示す。

リンクスコースでの調整と特有の要素に対する不安と楽しみ。

アプローチでのウェッジショットやプレースタイルへの取り組み。

聖地はやっぱり“弾かれる” 吉本ひかるはメジャー対策を施し「楽しみ」

<AIG女子オープン 事前情報◇21日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

台風の影響により英国入りが遅れた吉本ひかるが、初めての海外メジャーを前に意気込みを示した。「楽しめるようにしたい」とゴルフ発祥の地での戦いに期待が膨らむ。

18日に現地に着き、当日は練習のみを行った。翌日は1ラウンド、火曜と水曜に9ホールずつを回り、調整を行った。2ラウンドの予行演習を終え、特に感じているのがリンクスならではの要素だ。「天候はすごく変わるので、対応できるのかなという不安もあります」というのが正直なところだが、そんな部分も楽しみな面でもある。

聖地では、アウトとインで風の方向が真逆になる。「一気に変わるので、対応できるようにしたいし、地面が硬いので、その辺も調整したいです」と、風対策と同時にリンクス特有の地面の硬さも今週はポイントになると見る。

日本の芝よりも硬度が増すため、特にアプローチでのウェッジショットに注意が必要。これは多くの日本人選手がリンクスの特徴として挙げ、普段とは違うウェッジを持ち込むことが多い。吉本も、地面に弾かれないようにとバンスが少ない物を用意した。

技も感覚も研ぎ澄まして臨む一戦。「宮里藍サントリーレディス」で2位に入り、同大会上位の資格で獲得した聖地プレーの権利。2カ月半のあいだ、頭の中で思い描いてきたプランを存分に試す機会。「とりあえず予選通過できるようにするのと、自分のプレースタイルを変えないようにしたい」と聖地巡礼でも自分を貫く構えだ。