大谷翔平所属のドジャース、投手の負傷者続出はピッチクロックにあり!?「投球制限により…」

AI要約

ロサンゼルス・ドジャースでは怪我人が増加しており、特に投手の負傷離脱が目立つ。

メジャーリーグ機構が導入を決定したピッチクロックにより、投手の怪我リスクが高まっているという懸念が浮上している。

新人右腕ライアンがトミー・ジョン手術を受けることになり、ピッチクロックが投手にかける負担について議論が巻き起こっている。

大谷翔平所属のドジャース、投手の負傷者続出はピッチクロックにあり!?「投球制限により…」

 大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースは今季、多くの怪我人が発生している。特に投手の負傷離脱は顕著だ。ドジャースのリバー・ライアン投手はピッチクロックというルールが原因の一つだと考えている。米メディア『ドジャーブルー』が報じた。

 米大リーグ機構(MLB)は2022年9月、試合時間の短縮とプレーのペースを向上させるため、2023シーズンからメジャーリーグの試合でピッチクロックを導入することを決定した。ピッチクロックというルールが採用されたことで、投手は走者なしで15秒以内、走者ありで18秒以内に投球動作に入る必要がある。これに違反すると投手にはボールが宣告されるが、反対に打者側も制限時間の残り8秒以内に投球に備えなければ、違反として打者にはストライクが宣告されるというルールになっている。このルールに関しては賛否両論あり、投手の怪我に繋がるとの意見もあった。

 新人右腕ライアンは10日(日本時間8月11日)のピッツバーグ・パイレーツ戦で登板したが、右前腕の張りを訴えて5回途中で降板。後日、トミー・ジョン手術を受けることが発表されている。ライアンは「それはゲームの一部。そういうこともあるよ」と、負傷は仕方ないと考えつつ、ピッチクロックに関しては「投球制限により、確かに投球までのスピードがかなり速くなる。昔は、投球するまでにスピードを上げる必要はなかった。しかし、15秒以内の投球を連続ですると負担がかかり始める」と語り、懸念を示している、