西武・高橋光成、凱旋登板で意地 今季初勝利ならずもチームの白星に貢献

AI要約

凱旋登板で意地を見せた西武の高橋光成投手。故郷で5年ぶりに開催された試合で5回無失点の活躍を見せた。

前橋市の敷島球場での応援に感激し、フォークボールを駆使して要所を締めた。

開幕9連敗を乗り越えて、12度目の登板で初の無失点投球を記録。監督代行も大きな貢献を讃えた。

西武・高橋光成、凱旋登板で意地 今季初勝利ならずもチームの白星に貢献

(パ・リーグ、西武1-0オリックス、19回戦、オリックス10勝9敗、20日、前橋)凱旋登板で意地を見せた。群馬・沼田市出身の西武・高橋光成投手(27)は、故郷で5年ぶりに開催された試合で5回無失点。今季初勝利はならなかったが、チームの勝利に貢献した。

「久々に粘り強く投げられた。次につながる登板になった」

1万4661人の超満員のファンで埋まった前橋市の上毛新聞敷島球場は、前橋育英高2年時の2013年夏の群馬大会決勝で完封した「いい思い出のある球場」。同年は甲子園大会に初出場で優勝を飾っており、地元ファンの大歓声を受けてマウンドへ。「グッとくるものがあって、ちょっと泣きそうになった」。毎回の7安打を浴びたが、フォークボールを生かして要所を締めた。

今季は開幕9連敗と苦しむが、12度目の登板で初の無失点投球。自らも群馬県出身の渡辺監督代行(前橋工高出)は「非常に粘り強く投げて、勝ちに大きく貢献した」と目を細めた。(石井孝尚)