パリ・パラの抗議活動を全面禁止 国際委通達、ウクライナは反発

AI要約

ウクライナ・パラリンピック委員会のスシケビッチ会長は、IPCからの通達により、パリ・パラリンピック期間中の政治的な言動や抗議活動が禁止されることを明らかにした。

通達は、ウクライナのパラ選手のロシアとベラルーシ選手に対する行動を背景に、パリ大会でのウクライナ選手の行動をけん制する狙いがあると指摘されている。

政治的な発言や抗議は競技会場や選手村では禁止されるが、記者会見やインタビューなどでの例外的な表明は認められる。

 【ロンドン共同】ウクライナ・パラリンピック委員会のスシケビッチ会長は20日までに、国際パラリンピック委員会(IPC)から、28日開幕のパリ・パラリンピック期間中、あらゆる政治的言動や抗議活動を禁じるとの通達を受けたと明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻への抗議も対象とみられ、「人権侵害であり、平和に反する」とIPCを批判した。

 スシケビッチ氏は、最近の国際大会でウクライナのパラ選手が表彰台に立った際、ロシアとベラルーシの選手に背を向けて握手しなかったケースを引き合いに出し、今回の通達にはパリ大会でのウクライナ選手の行動をけん制する狙いがあるとの認識を示した。

 スシケビッチ氏によると、6月に出された通達は、8月18日から9月10日まで、選手やコーチ、大会関係者に対し、開会式会場や競技場、選手村で政治的な発言や声明、ジェスチャーによる抗議を禁じた。違反した場合は出場停止やメダル没収、罰金が科せられる可能性がある。

 ただ記者会見やインタビューなどでの政治的発言や抗議は例外的に認められる。