「明確に希望しているクラブが…」 バルセロナのFWビトール・ロケの行き先はラ・リーガのクラブか? クラブ間の交渉は難航?

AI要約

バルセロナの若手FWビトール・ロケがレアル・ベティスへの移籍を希望していることが報じられている。

ロケはバルセロナでの出場機会が限られ、ベティス幹部との面会で前向きな姿勢を示した。

移籍金や条件などについては交渉が進行中であり、スポルティングCPも興味を示している。

「明確に希望しているクラブが…」 バルセロナのFWビトール・ロケの行き先はラ・リーガのクラブか? クラブ間の交渉は難航?

 バルセロナに所属するブラジル人FWビトール・ロケは、レアル・ベティスへの移籍を希望しているようだ。スペインメディア『MUNDO DEPORTIVO』が、現地時間19日に報じている。ビトール・ロケは、長期に及ぶ2031年6月30日まで契約を結んでいるが、今夏での退団の可能性が高まっている。 

 19歳のビトール・ロケは、2024年1月にバルセロナに加入。クラブの将来を担う逸材として期待されていたが、シャビ・エルナンデス前監督の信頼を勝ち取ることができず、さらには、ハンジ・フリック体制でも構想外となっており、ラ・リーガの登録からも外されている。そのため、アトレチコ・パラナエンセから加入したアタッカーには、これまでにFCポルトやスポルティングCPが獲得に興味を示していると伝えられている。

 同メディアは「ビトール・ロケのバルセロナからの移籍交渉が19日に活発化した。このFWには明確に希望しているクラブがある。それはベティスだ」と報じ、「元スペイン代表ウィンガーのホアキン・サンチェスら、ベティスの幹部は、バルセロナでビトール・ロケと彼の父親、代理人であるアンドレ・キュリー氏と面会した」と明らかにした。そこで、ベティス側は、ビトール・ロケに対し、多くの出場機会を与えることを約束し、同選手は移籍に前向きな姿勢を示したようだ。

 しかし、『MUNDO DEPORTIVO』によれば、「バルセロナは、ロケの獲得に費やした3000万ユーロ(約48億円)にできるだけ近い額の移籍金を希望している。一方で、ベティスの提案は、レンタル移籍、あるいは、保有権の一部を取得して、再評価されるのを待つというものだ」と伝えているが、ベティスの幹部らは、バルセロナに現在も滞在しており、ロケの獲得に自信をのぞかせているという。また、スポルティングもすでにバルセロナとキュリー氏と接触しているとみられている。果たして、将来を嘱望されたFWの新天地はどこになるのだろうか。