女子ゴルフ菅沼菜々「相手が傷付いていることは忘れないで」 届く「批判的なDM」に訴え

AI要約

女子ゴルファーの菅沼菜々が結果が出ない苦しい現状を打ち明け、SNS上の批判的なDMについても言及。

菅沼は成績不振と体の不調に悩みながらも一生懸命努力を惜しまず、前向きな姿勢を示している。

SNS上での誹謗中傷が問題化しており、菅沼もその影響を受けていることを明かしている。

女子ゴルフ菅沼菜々「相手が傷付いていることは忘れないで」 届く「批判的なDM」に訴え

 女子ゴルファーの菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が悲痛な思いを打ち明けた。19日に自身の公式インスタグラムを更新し、結果が出ない苦しい現状を告白。相変わらず届くという「批判的なDM」の存在を明かし「相手が傷付いていることは忘れないでください」と訴えた。

 菅沼は18日まで行われた国内ツアー・CATレディースで通算5オーバーで予選落ち。昨季は初優勝を含む2勝を挙げたが、今季は最高成績が9位で予選落ちは10試合と調子が上がってこない。自身も忸怩たる思いがあるようで、インスタグラムに「#catレディース 応援ありがとうございました。2日間で終わってしまいました」との書き出しで、現状をつづった。

「成績も噛み合わない中、体の不調もあり何もかも上手くいかなくて、本当に辛かったですし、応援に来てくださった方たちにも不甲斐ない姿をお見せしてしまい、本当にすみませんでした、、」と記したうえで「何をやっても上手くいかないし、自分で自分を責めてしまう毎日です。でも、落ち込んでいる暇は無いので我慢して頑張り続けます」と必死に前を向く姿勢を見せた。

 苦しい日々の中でも「毎日一生懸命ですし、今もオフも、練習だってトレーニングだって何も怠っているつもりはありません」と強調。それでも、一部からは心ない声が届いているようで、こう続けた。

「批判的なDMなどいただきますが、SNSは個人の自由ですが、相手が傷付いていることは忘れないでください。これは私にだけではなく、他の選手、アスリート、芸能人皆さん同じです。相手の気持ちを考えて発信しましょうね」

 パリ五輪でも問題になったSNS上のアスリートへの誹謗中傷。菅沼も2月に右膝を痛め、結果が出ないことから心ない言葉が寄せられるようになり、一時は自身のSNSのコメント欄を封鎖した。それだけに、今回のメッセージにも悲痛な思いがにじむ。

 それでも最後は「いつも沢山応援してくださる方々、本当にありがとうございます。これからも諦めず、絶対頑張るのでずっと応援よろしくお願いします」と前向きなコメントで締めた菅沼。開放されたコメント欄には激励の言葉が寄せられている。