無欲の戸郷が22日先発…3戦連続完封かかるも「全く意識していない」3年連続10勝へも「意識していいことない」

AI要約

巨人・戸郷翔征投手が広島戦で3試合連続完封に挑む。前回の完封や10勝目について意識しておらず、無欲に取り組む姿勢を見せている。

中5日での前回の完封成功や疲労感のない状態を生かし、次の登板に向けて準備している。自身の投球がチームにとってプラスになるよう意識している。

首位攻防3連戦の最終戦に向けて、個人とチームの目標を明確に掲げ、勝利に向けて全力を尽くす決意を示している。

無欲の戸郷が22日先発…3戦連続完封かかるも「全く意識していない」3年連続10勝へも「意識していいことない」

 巨人・戸郷翔征投手(24)が先発する22日・広島戦(東京D)で、無欲で3年連続2ケタ勝利到達と球団では18年の菅野以来の3試合連続完封に挑む。19日、G球場で調整し「前回(14日の阪神戦)の完封も意識していなかった。その前の(8日の)広島戦は9連戦でしたし、(完封を)やりたかった。(今回は)全く意識していないですね。チームが勝てば、それだけでいい」と腕を振る。

 14日の阪神戦(東京D)は今季初の中5日で7安打無四球完封。「状態も良かった。いい時は気づいたら回が進んでいますし、試合展開も早かった」と9回までこぎ着けた。今回は中7日。疲労感はないという中、10勝目について「意識して、いいことも毎年ないですしね」とした上で「ゼロで抑えることがそこへの近道。早く達成したいなというのはある」と率直に語った。

 登板日は首位攻防3連戦の最終戦。自身は2登板前に0封しているだけに「いいイメージで入れる。当たり前のことを当たり前にできたら、チームにいい状況が回ってくる。1点取られても粘っていれば、援護してくれるでしょうし、意識したい」とイメージを膨らませた。

 チームとしても3連勝で首位に浮上したい。逆に3連敗を喫すれば広島にマジック30が点灯する。「もちろん3連勝したい。そのためには投手が踏ん張らないと。後半になるにつれて責任は重くなりますが、みんな考えずにやってほしいなと」。あと5イニングで今季の規定投球回にも達する男が仕事をきっちりと果たす。(田中 哲)