ワタガシ、ジャパン・オープンを最後にペア解消 目標は大会2連覇/バドミントン

AI要約

渡辺勇大と東野有紗がジャパン・オープン開幕前日に記者会見を行い、2連覇を目標に掲げたことが明らかになった。

「ワタガシ」と呼ばれるペアが過去の実績を振り返り、今大会を最後に解消する決断をした経緯が語られた。

渡辺は新たな混合ダブルスパートナーを見つける予定であり、東野は女子ダブルスに転向し、2028年ロサンゼルス五輪を目指す姿勢を示した。

ワタガシ、ジャパン・オープンを最後にペア解消 目標は大会2連覇/バドミントン

バドミントンのジャパン・オープン開幕前日の19日、横浜アリーナで記者会見が行われた。パリ五輪の混合ダブルスで2大会連続で銅メダルを獲得し、今大会を最後にペアを解消する渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組=ともにBIPROGY=は、大会2連覇を目標に掲げた。

「昨年の優勝の勢いそのままに、2連覇できるように頑張りたい」と渡辺。東野もうなずいた。

福島・富岡一中時代からペアを組んできた「ワタガシ」。世界選手権や伝統の全英オープンでの日本勢初優勝など実績を残してきた。だが2021年東京五輪での銅メダル獲得後にペア解消が頭をよぎり、「パリが集大成になるという感覚で2人はいた」と渡辺。

東野は女子ダブルスに転向し、3月の全英オープンで4強入りした桜本絢子(29)=ヨネックス=と組む予定。「厳しい挑戦になると思うけど目指したい」と28年ロサンゼルス五輪に照準を合わせる。

引き続き混合ダブルスで新パートナーと組み、9月の大会に出場予定の渡辺は「まだ見通しは立っていないが、選手としてプレーは続けていきたい」と先を見据えた。(角かずみ)